だんだんと春

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寒い日と暖かい日を繰り返しながら、やっと春らしい日が増えてきました。
蜂場の最低気温も、そろそろ氷点下にならない日が増えるのでしょう。

春分の日以降の村の気温(蜂場は更に−2℃くらい)
春分の日以降の村の気温(蜂場は更に−2℃くらい)
ところで、3月中旬、神奈川の日本ミツバチに大事件がありました。
とても元気でしたし、昨年は採蜜もしていないので貯蜜も大丈夫かなと、特に心配していなかったのです。
3月上旬頃には花粉もどんどん運んでいて、育児も順調の様子だったのですが…
中旬に厳しい寒の戻りがあり、冷たい雨が1日中降った翌日、様子を見ると、出入りがなくシーン…と気配が消えていました。
まさかと思って巣箱を開けると、ミツバチたちが巣の上で身動きひとつせず固まっていました…
どうやら蜜切れによる凍死をおこしてしまったようでした。
ショックで呆然としてしまいましたが、幸い全滅はまぬかれ、給餌をしてはげましたところ、元気を取り戻しました。
「梅が咲いてからが危険」ということを、はからずも日本ミツバチで実感してしまいました。
外側で必死に女王や仲間たちをあたためて守ったであろう成虫たちや、成育中だった蜂の子が冷えてだいぶ死んでしまって大ダメージの様子です。
なんとか盛り返してほしいと願いながら見守っています。
今は元気に働いてますが、花粉をあまり運んでこないのがちょっと心配です。
そろそろ分蜂(巣わかれ)シーズンに入っています。
こんな状態でも分蜂するのかな?と疑問ですが、準備はしておこうと思います。
近所に、桜と菜の花、その他のお花を、地域の方々がきれいに植えて管理してくれている場所があります。
菜の花に日本ミツバチが訪れていて、「きっとうちの子だ!」と嬉しくなりました。
そこかしこにも花が咲き始め、もう蜜に困ることはないだろう…とほっとしています。
蜜源になるお花を植えているお家を見ると、ありがとう!と言いたくなります。
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西洋ミツバチも、産卵育児は進んでいるようですが、さほどたくさんでもなく、また今のところ亡くなる老ミツバチも多いのでなかなか全体数が増えません。
気温がまだ低いせいもあるのかもしれません。
春本番までに増えるかな?…と心配になりますが、世代交代が終わればグンと増えることも予想されるので、ひきつづき蜜切れには十分気をつけなければ!
蜂場のある村では、明日から、御柱祭の「山出し」です。
先週は準備と練習が行われていました!
上社の御柱8本が全て蜂場近くから出発するということで、なんとも縁起がよい感じで嬉しいです。
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