天然記念プリティ

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5月に貴重な体験をしたのでご紹介します。

5月初めのある日、育苗ポットを取り出そうと物置に入りました。
するとポットと一緒に放り込んでいた綿テープのかたまりの中に、なにやら小動物の毛皮らしきものがチラ見えしていたのでした。

「うわっ…野ネズミでも入り込んで死んじゃったのかな」と思いました。

「仕方ない、取り出して葬るか…」と、ひものかたまりを拡げようとしとき、毛皮がもぞっと動いたのでした。
「生きてるっ!」とびっくりしたと同時に「これ、ネズミなの?…寝てるの??もしかしてヤマネとか!?」といろいろハテナが。

どうしていいかわからず、とりあえず物置に戻しておくか…と思ったのですが、物置の中はもわっと温度高めで、良い環境とは思えませんでした。

とりあえず友人に「ヤマネいたかも!?」とメッセージを送りました。
彼女の知り合いに、ヤマネの保護活動をしているN先生という方がいて、彼女のお孫さんKちゃん(以前書いた、ニワトリ大好き女の子)がヤマネを見せてもらったことがあるという話を聞いたことがありました。
ちょうどKちゃんも遊びに来ているということで、うちに見にくることになりました。

「これ、ヤマネだね!」という結論になりました。
でもKちゃんやその妹のおちびちゃんがさかんに指で撫でたりしても、ヤマネは一向に起きる気配もなく、まだ冬眠中なのかなんなのか、困惑しました。
友人が、N先生に連絡をしてくれ、N先生がうちに見に来てくださることになりました。

N先生が到着し、ヤマネをひものかたまりから取り出したら、なんとも小さくてかわいいこと!
でも小さすぎる、ということでした。

動き回って元気そうに見えるものの、カラ元気の可能性もあるということ…
いきなりひっぱり出されてびっくりもしているでしょう。

とりあえずその日はうちで過ごさせることになり、翌日様子をN先生に報告することになりました。
ヤマネには小さなダンボール箱に入ってもらって、N先生に指示されたように水にはちみつをいれたものや、くるみやフルーツを小さくして入れておきました。

その夜…
箱の中でカサコソと動く音がしていたので、元気っぽいな…とほっとしながらも、その音を聞きつけて猫が聞き耳をたてていたので、気が気ではありませんでした。
ちょっかいを出せないように置いていましたが、心配でよく眠れませんでした。

夜中に、急になにかバタバタっと猫が走るような気配がしたので、反射的に飛び起きて駆けつけると…
なんと、猫がヤマネを追いかけていたのでした!
間一髪、猫を手ではねのけて、無傷でヤマネを捕まえることができましたが、本当に肝が冷えました…
ヤマネは段ボールに小さな穴をあけて脱出していたのでした。
その後は逃げられないようなプラスチックのケースを探したり、隙間がないようチェックしたりと対策に追われ寝不足になりました。
ちなみに、後に先生に聞いたところヤマネは1cmくらいの隙間があれば出入りできるそうです。

翌朝ヤマネをそっと見ると、特におかしな様子はない感じで、エサや水も少しは減っていた感じがありました。
でもやはりこの小さなヤマネちゃん、自分にはどうしたらいいかわからない…と思いました。

再びN先生が来てくださって、ヤマネの体重を測ったら、13gちょっとでした。
ヤマネは体重が18g以上はないと、森で一人で生きていくのは難しいそうです。
どうやら昨年の遅めに生まれた子で、ギリギリの状態で冬眠に入ったのではないか、と推測され、このまま自然にもどすのはあぶないということでした。
ということで、十分に大きくなるまでN先生が育ててくださることになりました。

(容器の重さも含まれているので重く表示されています)

ヤマネは天然記念物に指定されているので、飼うことはできません。
保護をするのにも、県からの依頼があってするという形になっているそうで、救護ボランティアの資格がないとできないそうです。
発見者の私から県(長野県諏訪地域振興局 林務課)に申請して、県からN先生に依頼する、という形になるそうです。
そもそも、素人が、例えばハムスター感覚で世話をしようとしても、生態も違うので難しいそうです。
N先生にヤマネちゃんを託し、ほっとしたのでした。

そして5月の下旬。
ヤマネちゃんは無事に大きくなって体重も増え、元気に動き回っているので、山にもどすことになりましたとN先生からご連絡をいただきました。
同行させていただけるということなので、喜んで出かけました。

ヤマネを放す場所は、近くに人家のない場所ということで、うちからさらに500mくらい標高の高い登山口付近でした。

参加者はN先生および県の林務課の方々、救護ボランティア志望の親子(小学生の男の子とお母さん)と、見学希望の年配の女性一人と、私たち夫婦でした。

ヤマネちゃんはとても元気そうで、ほんとうにかわいらしくて!
でもお別れなんだねと思うと、さみしいのと、こんなに小さな生き物がこんな広い森でひとりで大丈夫なのだろうか?と普通に心配になってしまいました。
やはりみないろいろ知りたくて、N先生のお話を聞きながら、放す場所まで歩きました。
ちなみにヤマネはコウモリのように超音波を出せるそうで…!それでパートナーを見つけたりするそうです。

放す瞬間の動画です。
このあと、タタターッと高い木に駆け上っていき、見えなくなってしまいました。
一緒に参加した小学生の男の子が撮った写真。きゃわゆい!どうか元気でね…!

なお、ヤマネ救護ボランティア大募集中ということですので、ご興味のある方、特に若い方はぜひ。
保護に必要な餌などは県から支給してもらえるそうです。林務課にお問い合わせください。

また、今回の私のように、諏訪地域の方が自宅などでヤマネを発見した場合、自分の判断で死んでると思って埋めてしまったり、場所を移したりせずに、林務課に連絡お願いしますということです。


余談ですが、N先生に私が初めてお会いしたのはたしか2022年でした。
ずいぶんとお顔色がよくなくて、具合が悪そうだと思いました。
友人の話によると、コロナワクチンを2回接種し、打つたびにひどい副作用で、体が悪くなったということでした。

その時はご自分の足で立てていたのですが、その後下半身が麻痺してしまい、一時は歩けなくなってしまわれました。
いくつも病院をまわって、最終的にはワクチンの後遺症と診断されたとのことです。
身体中が炎症状態だったそうです。
ご本人も、ワクチンが原因としか考えられないとおっしゃっていました。

詳細は聞いていませんが、病院に治療に通われ、できていたこともできなくなってしまい、大変つらい思いをされたようです。
でも、「こんな体にされてしまったから、思い残すことのないように生きる」というように仰っていたことがあり、苦しい状況なのに穏やかで前向きに活動されており、すごい方だなと思いました。
私なら自暴自棄になり、ただ絶望しているかもしれません。

先生はある時、友人がはちのわのはちみつを毎日食べて元気だと言っていたのをふと思い出して、ご自宅にあったはちみつを食べてみたそうです(はちのわのはちみつではなく)。
するとなんと翌日に、足の指が動くようになったというのです。

それからはちみつを毎日食べるようにしたとのことで、はちのわのはちみつも食べてくださっています。
どんどん回復され、今は杖は使われているものの、再び歩けるようになられました。
本当によかったです。
きっと、これからもさらに回復されていくのではないでしょうか。

はちみつを食べたら…というのは、たまたまなのかもしれません。
ご本人のお身体にもともと備わっていた治癒力もあると思います。
けれども、はちみつのもつ抗菌・抗炎症作用が、先生のお身体の状態にちょうどよく働いたのかもと思います。

先日、N先生の話を聞いた方が、はちのわを訪ねられはちみつをお買い求めくださるということもありました。
ご友人がワクチン接種後の体調不良に困っているそうです。

「こういう症状には○○のはちみつが効く」ということも確かにあるとは思いますが、特にピンポイントの薬効を求めない限り、わざわざ遠く海外から運ばれてきた特別なはちみつを求める必要はそれほどないのではないかと私は思っています。
「身土不二」というように、はちみつも、日本人にはその土地でとれたもののほうが体に合うのではないかという気がします。
ただ、混ぜ物がされていないか、高温で加熱していないか、抗生物質その他化学物質が残留していないか…等々、が問題にはなりますが、まずは信頼できる養蜂家を見つけられるのが一番かなと思います。

はちのわのはちみつは上記問題オールクリアなのですが、前回書いたように今年はあまりはちみつが採れない見通しになってしまっています。
必要な人に届けられるように来年は…と思うばかりです。

なお、新型コロナワクチン接種後の健康被害については、2024年1月末までに、救済申請を受理した件数が1万件を超え、6千件以上が接種による健康被害と認定されているということです。
コロナワクチン健康被害の申請1万件超に 20代以下の認定も1千件以上(2024.2.2 yahooニュース)

認定されているだけでもこれだけの数ですが、申請自体がハードルが高い(自力で膨大な書類を集める必要があるそうです)ため申請していない方や、体の異変をワクチンが原因と考えていない方も多いようなので、実際の被害者数はもっと多いと思われます。
ご遺族や被害者の方々による集団訴訟もすでに起こされています。

身体を守るはずのワクチンが身体を壊すなんて、あってはいけないことです。