大寒のミツバチ

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18日は首都圏でも雪が降り、蜂場のある村でもかなり積もったと聞いていました。
巣門が埋もれているのではないか…ミツバチは無事か…と心配しながらの1週間を過ごし、祈るような気持ちで蜂場を訪れました。
越冬箱の上にはこんもりと雪がのっていておののいてしまいましたが、積雪は思っていたほど大量ではなく、30cmくらいでした。
巣門は埋まっておらず、とりあえずほっ。
IMG_7807 (1)
蜂場の1週間の外気温の最低は-15.5℃を記録していました。
巣箱内の温度をドキドキしながら確認しました。
生きている!と分かり、安堵しました。
ただやはり巣箱内の温度の最低気温がかなり低くなっている(7℃くらい)群があるのが気がかりではありました。
ミツバチの数が少ない群ということもあるのですが…
先日、ミツバチ研究の第一人者である玉川大学名誉教授、佐々木正己先生とお話しできる機会があったので、越冬中の蜂球の温度について質問させていただきました。
育児中でなければ、蜂球の温度はそう高くなるわけではなく、貯蜜さえあれば、ミツバチは順繰りに蜂球の中へもぐりこみながら、かなりの低温にも耐えるそうです。
大丈夫、と言っていただき、かなり心が軽くなりました。
はちのわのミツバチはイタリア系なので、ここまでの寒さだと無理をさせているのではないか…と気にかかっていました。
しかし日本に導入されたイタリア系ミツバチは、アメリカで200年飼われたあとに日本に来たミツバチなので、アメリカの寒い気候も経験済みのうえ、さまざまな亜種の血も混じり、イタリアンの元亜種とは性質が異なり、寒さにも強くなっている旨。
ただこれは、ミツバチ群が健康ならば、という大前提のもとでのことだということは分かっています。
前回ご紹介した動画にもあったように、ミツバチヘギイタダニのせいなどで群の健康が損なわれていたら、春を迎える前に力つきてしまう可能性もあります。
1年で最も寒い大寒らしく、最高気温が氷点下という日が続いたようですが、これをぬければ立春。
今年は春が早く訪れるかも、という話も聞きます。
それはそれで問題もあるのかもしれませんが…
まだまだ全く気は抜けませんが、もうすぐ春の足音が聞こえてくるはず…!と思うと希望がわいてきます。

おつかれさま、がんばったね
おつかれさま、がんばったね
蜂場にウサギの足跡が
蜂場にウサギの足跡が
やりすぎかな…
心配でさらに覆いを。やりすぎかな…

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