秋…男はつらいね

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蜂場は、日中は陽射しが強く暑さも感じるものの、朝夕はだいぶひんやりするようになりました。
もう秋です。
スズメバチ戦線も激化してきました。
写真の向かって左が原組、右は星組なのですが、原組はがっつり戦闘態勢で、巣門からずらーっと出て来てスズメバチを待ち構えています。
捕殺器に入ったスズメバチにも皆で襲いかかり、息の根をとめています。
そこまでしなくても!自分の命を顧みず…なんて勇敢な娘たち…
星組も戦うものの、ここまでのファイティングスピリットは無いようです。
群の性格なのでしょう。面白いです。
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カニ組もがんばっているね!とよく見たら、スズメバチ防御と同時に、雄蜂を巣から追い出しているところでした。
働かず、はちみつを食べているだけのオスは交尾の時期を過ぎればただのごくつぶしの厄介者なので、冬になる前に働き蜂によって追い出されてしまうのです。
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追い立てられ、時には抱えられてどこかへ運ばれて行ったり。
図体の大きいオスがメスに懇願しているような様子は哀れを誘います。
巣に入れてもらえないオスたちが隅に寄り添ってしょんぼりしていたりして…本当に気の毒ですが、仕方ありません。
やはりもう、秋なのですね…
イクメンとして子育てに参加するとか、男としてスズメバチ戦線の矢面に立つとか、疲れた働き蜂を癒してあげるとか…そうすれば巣に居させてもらえるかもしれないのに…とか考えてみるのですが、オスには伝わらないでしょう…
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内検するために巣箱を開けると、複数の巣箱から独特の香りが。
どうやらソバのはちみつの香りです。
わりと近くにソバ畑があると最近分かり、今花が満開です。
うちの子たち行っているのかなぁ?と思っていましたが、訪れているようです。
いつかソバのはちみつも採れたら嬉しいですが、当面は越冬のためにミツバチに使ってもらいます。
今年もおいしいはちみつを作ってくれたミツバチたち、本当にありがとう。
冬のためにしっかりはちみつ確保しておけるよう、給餌もして手伝います。
先日、家畜保健衛生所による、年に一度の「腐蛆(フソ)病」の検査がありました。法定伝染病に指定されているミツバチの病気です。
昨年に続き、はちのわのミツバチは大丈夫でした。
これからもミツバチの健康維持・増進につとめます。
はちみつが採れるシーズンは終わりましたが、いろいろとやることはつきません。

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