小網代の森

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この春の、越冬後のミツバチの伸び悩みが心にかかって、やはり冬は暖かい場所へ連れて行くべきなのだろうか…と悩んでいたところ、救いの手がさしのべられました。
神奈川県の三浦で養蜂をしている仲間が、「小網代(こあじろ)の森」という場所へミツバチを置けることになり、はちのわのミツバチを越冬に連れて来てもよいと言ってくれたのです。
小網代の森は、三浦半島の先端にある、相模湾に面した約70haの森で、関東で唯一、森林、湿地、干潟、海が連続して残されている自然環境なのだそうです。
先日、見学に行きました。
予想以上に原生林!という感じのうっそうとした傾斜を下っていくと、途中「アカテガニ」というカニがかくれんぼ。
このアカテガニが、この森のシンボルなのだそうです。
akategani
森を抜けると、干潟が現れ、かわいいかわいい小さなカニたちがたくさん、一斉に手招きをしているではありませんか…。
「チゴガニ」というカニだそうで、1〜2cmくらいの小さな体で一生懸命ハサミを振っていました。
ミツバチもいくら眺めていても飽きませんが、このチゴガニもいつまで見ていても飽きないなぁと思いました。

干潟から海、干潟から森、どちらを眺めても、すばらしいながめでした。
昔はこういったところがたくさんあったのだろうに、関東で唯一ここしか残っていないなんて……。
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このあたりは無霜地帯、なんと雪はおろか霜も降りないほど暖かいそうで、巣箱にも何も保温の施しをしなくても大丈夫なのだとか。
なんということでしょう…
蜜源植物も年間通じてあるとのことで、安心です。
次の冬は、この素晴らしい小網代の森に数群連れて来て置かせてもらい、越冬させてみようと考えています。
仲間に大感謝です。
暖かければ暖かいで、ダニの問題なども大きくなるのですが、八ヶ岳山麓の森と小網代の森、どう違いがでるか、森と森でチャレンジです。

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