2024年のはじまり

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2024年は元日から大きな地震や事故の発生といった、波乱の幕開けとなりました。
被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
能登の地震の際には、この地でも、移住して以来初めての大きな揺れを感じました。

さっきまで同じようにお正月を過ごしていたであろう方々が、一瞬にして「被災者」となってしまう…、当然自分にも起こりうることで、普段「当たり前」だと思っていることがいかにありがたいことなのかと、またしてもかみしめることとなりました。
いまだに詳細が分からないことも多く、なんともモヤモヤした新年となってしまいました。

能登には友人もいますし、旅行にも行きました。
昔勤めていた会社の本社が石川県にあることもあり、親しみがあります。
幸い友人に大きな被害はなかったとのことでほっとしましたが、被害の大きかった地域の皆さんが一刻も早く安心して生活できるよう願ってやみません。

ただ、国はどうやら国民を助ける気などなさそうだ、ということがここでもまたあからさまに見えてきました。
自分の身は自分で守る、周りの人たちと助け合う、という心構えが必要です。

被災地に対して私のような特に技能もない個人ができることは限られており、できることといえば、わずかでもお金を送ることくらいです。
あとは自分の目の前の日常に感謝しつつ日々通常運転していくしかありません。
例えば自分が暗い気持ちで何かを自粛したからといって、自分にも被災地にも、何もいいことは起こらないのですから…
石川県が、直接義援金を受け付けていたので、こちらに送金するのが確実かなと思いました。
リンクをはっておきます。

令和6年(2024年)能登半島地震に係る災害義援金の受付について(石川県ホームページ)

ミツバチたちについては、現在越冬真っ只中ということで特に書くべきこともないのですが…何群か、どうも「シーン」としている雰囲気で、「もしかしてダメなのかなぁ…」と頭をよぎったりして気分が時々ちょっと凹みがちになり。
つい、見回りも行きたくなくなってしまったりしていて、よくないなと思っています。

この冬は暖冬傾向にあるような感じがしますが、それなりに寒い日も多く、またこれから大寒に向かいますので、ミツバチたちががんばって乗り越えてくれることを祈るばかりです。

これから世界は大きく変わる、とはよく言われていることです。
実際、今まで憧れの対象だったような存在の闇があばかれて崩壊してきていたり、正しいと思って(思わされて)いたことが実はそうではなかった、というようなことが次々に表に出てきています。
ショックを受けたり、受け入れがたいと思うこともあるかと思います。

しかし、夜明け前が一番暗い、といいます。
現実を直視し、乗り越えた先はきっと明るいはずです。
2024年はどんな年になるのか、ドキドキはしますがこわい気持ちはあまりありません。

これからどう生きていこうか?なんて考えた時、ふと「自分の”原点”ってなんだろう?」と思いました。
頭に浮かんだのは、幼少の頃見ていた大好きなテレビアニメ『アルプスの少女ハイジ』でした。
ハイジの、山での暮らしにたいへん憧れたものです。

今年は『アルプスの少女ハイジ』放映から50周年とのことで、特集を組んだ雑誌が出ました。
アニメで見た生活が、スイスでの取材で具体的に写真で紹介されたりしていて、ながめながらあらためて「いいなぁー」と思いました。
そして、今それと同じとまでは全くいえないまでも、遠からぬ生活をしていることに気づきました。
ハイジを目指してここへきたつもりもないのですが、もしかすると心の片隅にはいつもハイジがあったのかもしれません。
もっと近づけるんじゃないか、やってみよう…と思ったりしています。

ハイジは都会に連れて行かれ、そこでの暮らしで心を病んでしまいました。
私も今思うと、都会は自分にはあまり向いていなかったし、息苦しいと感じることもしばしばでした。
今の方がだんぜん楽しいし、気持ちもとても楽です。
いわゆる「生きてる感じがする」というのはこういうことかなと思ったりします。