新婚期間や新婚旅行のことを「ハネムーン(Honey Moon)」といいます。
当たり前のように使っている言葉ですが、「蜜月」…なぜ、そう呼ぶのでしょうか。
その起源は古代~中世ヨーロッパの時代にさかのぼります。
ゲルマン民族においては、新婚夫婦は結婚後1ヶ月の間、花嫁が作る「蜂蜜酒(ミード)」を花婿が飲み、子づくりにはげんだそうです。
はちみつの強精効果と、ミツバチの多産にあやかる風習だったようです。
「はちみつの1ヶ月」。
その風習が今も「ハネムーン」という言葉として残っているのです。
ミードは人類最古のお酒とされ、ひっくり返った蜂の巣に水が溜まり発酵したものと人類が出会ったことがその起源と言われています。
ヨーロッパではワインやビールが作られるよりも古くから親しまれ、現在でも多種多様なミードが作られています。
こっくりと濃いものから、すっきりドライなものまで味わいも幅広くあります。
また、ミードは悪酔いしにくく、お酒には弱いけれどこれなら大丈夫、という方もいるようです。(個人の体質によって異なりますのでご注意を)
日本ではなぜかまだいまひとつメジャーではありませんが、最近は日本産のミードも次々に誕生しています。
ぜひ探してみてください。
ミードは、はちみつを発酵させて作るお酒です。
材料は、はちみつと水だけです。酵母菌を加える場合もあります。
はちみつの種類はもちろんのこと、酵母の種類を変えたり、スパイスなどで香りづけすれば、バラエティに富んだミードが作れます。
簡単に作れそう…実は作れる…のですが、法律にはご注意ください。
2015.7