悩ましい季節

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妙に暖かかったり、急に冷え込んだりと天気がゆれうごくたびに、
ミツバチのことを思って気持ちも上下し全く気が休まりません。
蜂場のある村ではもう霜が降りたそうです。
ここにきて、ミツバチヘギイタダニの被害が目立つ群が出て来たり…
合同のために、誕生をとてもよろこんだ女王や、わざわざ外国から来てもらった女王に引退してもらったり…
ため息をつくことが多くなりました。
ちなみに女王蜂は、やはり殺すことができなかったので、空に放ちました。
名残惜しくて、お供と一緒に離れた場所に置いていたところ、意外になかなか飛んでいかず、フェロモンに誘われてけっこうな数の働き蜂達が集まってきてしまい往生しました。
女王を引き離すと、みんななんだかしょんぼりがっかりしているように見えて、申し訳ない気持ちになったり…
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女王バンクといって、女王を複数保持する方法もあるのですが、維持管理にはまた技術が必要で、今はできる気がしなかったので、あきらめました。
スロベニアから来たドカベン女王は、らせんを描いて空にのぼっていきました。
人工授精だったとしたら、生まれて初めて空をとんだことになります。
さようなら…
分蜂を未然に防ぐために女王蜂の羽を切ることが一般には行われますが、かわいそうなのでしていません。
一方、ムダ巣をつくるほど元気な群もあり。
春は新しい蜜蝋できれいな白い巣を作りますが、この時期はリサイクルなのかな?という色でした。

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持ち帰ったのですが、落として割れてしまいました
スズメバチ攻撃は下火になってきたもよう。
今年もなんとかのりきれたようです。
結局やはりキイロスズメバチがメインで、オオスズメバチの数が多くはなかったので助かりました。
悩ましいことは多いのですが、スズメバチやダニ、はたまたクマによって群が全滅、という話は周りでも珍しくなく、とりあえずそういった事態にはならずに済んでいる、というだけでもよしとしよう…、と気持ちをなだめています。
この写真は先週の蜂場。
今はもっと木々の葉も落ち、紅葉も進んできています。
冬は駆け足で迫ってきています。
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