はちのわ日誌

日本ミツバチ伝統の戦法

※注:さわやかではない写真が多いので虫が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m

長野の西洋ミツバチのケアのために2日間留守にしていた間に、神奈川の自宅の日本ミツバチの1群がオオスズメバチにロックオンされていました!
(昨年入居した日本ミツバチは今年6月に分蜂して2群になりました)

巣門の前で5〜6匹のオオスズメバチがウロウロ…そしてまさに、仲間のアマゾネス軍団が続々と集結しているところでした。
大挙して巣箱内へなだれこむために、巣門をかじって拡げている最中でしたが、巣門とは別の、直径2cmくらいの丸い出入り口からは、既に巣箱内へ何匹か侵入しているようでした。

巣箱はシーンと静まり返っており、「手遅れ…?」と一気に恐怖と絶望感がおしよせましたが、とにかく急いで戦闘服(長袖長ズボン、面布、手袋)に着替え、虫取り網とピンセット、ねずみとりシートを用意。

これだけの数のオオスズメバチに同時に対峙するのは初めてで、正直ノープランでしたが、意を決して虫取り網をかざすと、1匹が“カチカチ”と警告音を鳴らしながらむかってきました。
恐怖をこらえてゆっくり離れると、追ってきたので網を「えいっ!」…捕獲に成功しました。
そして、ネズミとりシートにくっつけました。

そのシートを巣門前のオオスズメバチたちの近くに置いてみると、意外なほどあっさりと次々にシートに乗ってきて、5分もしないうちに巣門前に群がっていたオオスズメバチが全てくっついてくれました。ラ、ラッキー!
(オオスズメバチは仲間も餌にする習性があるため。発見した人に超感謝です!)

そのすきに巣門を一旦閉鎖し、後続のオオスズメバチの侵入は防ぐことができました。

そして覗き窓から巣箱の中を確認すると、ミツバチたちは一見してほぼ無事な様子!ほっとしましたが、でもきっと、被害者もそれなりにたくさんいるのだろう…と覚悟しつつ、少し経ってから巣箱を開けてみました。

ドアのように開く巣箱の前面をあけるとすぐ目の前に、ミツバチが連なってカーテンのように垂れ下がっていてびっくり。(写真撮ればよかった)
山のようなミツバチの亡骸を想像していたのですが、思っていたほどたくさんではありませんでした。
そして中で息絶えていたオオスズメバチの亡骸があったので、取り出しました。
1匹、2匹、3匹…え?まだあるの!?…なんと…
35億。じゃなかった35匹!

息を殺して待ち伏せして、入ってきたオオスズメバチを一気に包み込み熱殺する戦法だったのでしょうか。有名な「熱殺蜂球」です。
この動画のようなすごいことが繰り広げられていたのだなと思うと興奮します。
【Hornets From Hell | National Geographic】

先陣をきってとびついたのでしょうか、オオスズメバチにクリンチされた状態で息絶えているミツバチも。
オオスズメバチと比べると本当に小さな、小さな体だなぁ…と感じました。
35匹も倒すとは…すごい。よくがんばりました。

日本ミツバチは基本的に毎日様子を見ているのでうっかり油断していました。
大変な思いをさせてごめん!という気持ちですが、
でも、次々に外に飛び出してとびかかる戦法の西洋ミツバチとは全く違う、日本ミツバチの伝統の戦法を垣間見せてもらった気がします。

もう入れないよ!


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