長野の蜂場で冬を越えた西洋ミツバチたちは、元気に子育てをがんばっています。
一方、神奈川の、庭とベランダにそれぞれ1群ずついた日本ミツバチですが、冬を越えたのはベランダ群のみでした。
庭群は、昨秋オオスズメバチの襲撃を受け、果敢に立ち向かい勝利したのですが、その時に傷ついたのか、その後女王の交代があったようです。
しかし新しい女王が交尾に失敗したのか、群の勢いが徐々に衰え、結果、残念なことに冬本番が来る前に滅んでしまいました。
オオスズメバチを事前にしっかりガードしていれば…と悔やまれます。
一方ベランダ群は、問題も起こらず元気に冬を越えました。
群の勢いもよく、さかんに花粉を運び入れ、育児も順調な様子。
そして、雄蜂が姿を現わすようになりました。
雄蜂が出はじめたら分蜂(巣分かれ)は近い、と聞いていたものの、まだ3月だし、まだではないかなぁ…と思っていた矢先。
ある日、昼頃に外の用事から戻ると、空き家になっていた庭の巣箱に偵察蜂が!
すでにそこそこの数が来ていたので、入居も間近と予想されました。
留守の間にベランダ群が分蜂したか!とあわてました。
分蜂は、巣箱から出た分蜂群が、いったん木の枝などに蜂球となって集まり、そこから偵察蜂が新しい家を探し、その後皆で引っ越す、というのが通常のプロセスとなっています。
というわけで、前回の分蜂で蜂球を作ったあたりを見に行ったのですが、蜂球は見当たらず。
別の場所なのか、はたまたよその群なのか…?
ともかく入居を待つことにしました。
そしてほどなくして、ワーン!という羽音とともに、庭の巣箱への入居がはじまったのですが…ん?そのミツバチの群れは、ベランダの巣箱から出てそのまま庭の巣箱へ移動している??ように見えたのですが…そんなことあるかなぁ?ダイレクト分蜂とでもいうのか…
詳しい人曰く、そういうことはあるそうです!
予めいい場所があると分かっていたら直接移動するのですね。
ベランダの巣箱は通常通りの様子に見えたのですが、実は中では出て行く蜂たちが準備をしていたとは…。
入居は数分であっけなく終わり、すぐに平穏な様子に戻りました。
新しい庭群は順調に巣を作っています。
実はその日は私の誕生日でした。
タイミングよく入居の瞬間を見せてもらえたのは、ミツバチからのプレゼントだったのかもしれません。
騒ぎも最小限な感じで、ご近所がびっくりしないように!という私の心配を、ミツバチたちが“忖度”してくれたんじゃないか…なんて思ってしまいます。
まだまだ6月頃までは分蜂シーズンなので、第二弾があるかもしれません。
巣箱を用意して備えておかなければ…
分蜂も早めでしたし、今年は全国的に桜などの開花も早いので、例年ゴールデンウィーク頃である蜂場周辺の桜の開花も、早くなるのではと思います。
ミツバチの勢い間に合うかなぁ…とどきどきしています。
一方日本ミツバチは
on 2018年4月7日
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