11月末、全ての巣箱を越冬箱に入れ終えたと同時に、ついに来た!という感じで蜂場に冬が到来しました。
越冬開始直前は夜までかかって作業を終えたのですが、気温は既に氷点下2度になっていました。
越冬が始まると、基本的に巣箱は開けません。
ミツバチたちは冬眠をするのではなく、寄り添って蜂球をつくり、はちみつを少しずつ消費しながら胸の筋肉を振動させて発熱し、巣箱内を暖かく保って春をじっと待つのです。
寒い時に巣箱を開けると、せっかく暖めた空気が逃げてしまい、寒気にあたったミツバチの体はまひしてしまいます。
とはいっても、とっても気になる巣箱の中…
寒いとミツバチたちは全く外に出て来ないのでシーンとしていてなんだか不安になりますし、どのくらいのペースで貯蜜を消費しているのかも気になります。
巣箱の重さで貯蜜量を推測しなければならないのですが、越冬箱越しの重量感にいまひとつ確信がもてません。
一度はうっすら雪も降った蜂場ですが、翌週は暖かい日が訪れました。
様子を見るチャンス!と思い、巣箱を開けてみました。
上からのぞいただけですが、みんな無事で元気そう…ほっとしました。
貯蜜もあまり減っていないもよう。
とはいっても、冬はまだ始まったばかり。
寒さはこれからますます厳しくなります。
越冬に失敗した、という話は決して珍しくないのです。
原因はいろいろだと思います。
貯蜜は足りるかな?ミツバチヘギイタダニは大丈夫?これで保温は大丈夫?など、心配はつきません。
でも、人間として手助け出来ることをしたらあとはミツバチたちにがんばってもらうしかありません。
つかの間の暖かい日差しの中、ミツバチたちも外に出て来ました。
そして花粉をつけて帰ってくるミツバチまで。
一体どこから…。グッジョブ!…でもそんなにがんばらなくていいから、体力を温存して!と思うのでした。
越冬突入
on 2015年12月14日
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