この冬は暖冬…と思いきや、3月になって気温が低い日が多く、また度重なる雪に翻弄され、「あれれ??」といった今日この頃です。
もう4回も雪かきをしました。
ここに移り住んで以来最多です。
ミツバチの越冬明け初内検も、なかなかできるタイミングがなかったのですが、3月11日、やっと気温が少し上がったのでようやっと巣箱を開けました。
結果から言うと、越冬率は6割といったところです。
とても元気な群もあれば、かなりミツバチが減ってしまった群もあり、また、残念ながら冬を越せなかった群も…
滅んだ群を見るのは何回経験しても、しんどいものです。
主な原因はやはりダニによる弱体化と思われます。
本当に、ダニ問題はやっかいです。
全群越冬を達成できた年のようなかつての喜びは味わえませんでしたが、元気な群がいるだけでもよかったと思い、ここから立て直していこうというところです。
考えようによっては、またダニや寒さに強い系統が選抜されたとも言えるので、大事に繋いでいきたいと思います。
初内検は、時間も限られていたのでともかく無事か否か、産卵の状況、食料は足りているか、をざっと確認するだけで終わり、後日また暖かい日にゆっくり見よう…と思っていました。
しかしその「暖かい日」がなかなか訪れず、寒さが続いたり、雪が降ったりと、巣箱を開けられずにいます。
貯蜜は、経験上まだ枯渇することはないとは思うものの、育児は進んでいるのにこの寒さだと…と少々不安にかられています。
さらに「晴れの予報だから巣箱開けられる!」と思っていたら、二日連続大雨など…予報があまり当てになりません。
天候はどうしようもないのですが…ついぼやきたくなります。
かつての、「群をたくさん増やそう!」「はちみつをたくさん採りたい!」という意気込みは今はもうありません。
それは主に、お金を稼ぐ、という目的に起因するものでしたが、それが何か違うように思うようになりました。
また、がむしゃらにがんばることに疲れてしまったのもあります。
もちろんはちみつは採りたいですが、周りの人に必要な分、喜んでもらえる分を分けてもらえたらと思います。
しかしそのために自分がすり減るようなことはやめようと思っています。
生き物を扱うということで、楽しい反面、精神的につらいなーと思うこともしばしばで、いつまでたっても仕事だと割り切ってできないモヤモヤもあります。
今は、前のめりにならずにじっくりゆっくり、楽しいと思える範囲で取り組めればという気持ちです。
春先の奨励給餌も特に行なっておらず、ある程度自然に任せるというか、そんな気持ちでいます。
とはいえ全くの自然まかせにしたら崩壊してしまいますので、必要なケアはもちろんしっかりしていきます。
ダニ対策についても、ミツバチにとってもっとよい方法がないか、模索してみたいと考えています。