同志あらわる

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(オンラインショップの再開についてはいましばらくお待ちください)

つい先日満開になったエゴノキの花も、もう終わりのようです。
花の咲いている期間って本当に短いなぁ…と、次々に咲いては終わる花々を見て、なぜか今年は特に感じます。
花が咲いている間、しっかり見て愛でていこうと思った次第です。

夏至を過ぎ、もうこれから日が短くなっていくのか…と思うとさみしい気がしますが、まだまだ長い明るい時間を、しっかり楽しんで過ごしたいです。

エゴノキの花(6月19日)

先日、同じ支部内の地域で養蜂をしている女性が、はちのわのミツバチを見に来訪されました。
昨年、養蜂協会の方を通じて私のことを聞き、はちのわのHPを探し当て(!)メールで連絡をくださったのです。
(養蜂協会の方々にはHPのことは恥ずかしいので内緒にしていたのですが…)

お父様が養蜂をされてきたけれどここのところうまくいっていないとのこと。ダニの問題が大きいようです。
そして彼女が、本腰を入れて取り組もうということで、薬剤を使わない養蜂を目指しているけれどなかなか思うようにいかない…ということでした。

ミツバチの見学をしたい、ギャルたち(ニワトリ)にも会いたい、というお申し出があったので、ぜひ、と来ていただきました。
私のやり方が参考になるかはわかりませんが、少なくとも他所のミツバチを見る機会というのはあまりないので、見るだけでも何か役に立つかなと思いました。

同年代の方でした。また、薬を使わない養蜂を、という志も同じ女性に出会うことができて私も嬉しかったです。
群を分割して増やしたいということで、はちのわの女王蜂を1匹お譲りする約束をしました。

今はちのわにいるミツバチたちは全て、4年ほど前に買った種蜂のうち、ウメ群と名付けた群の女王蜂の子孫です。
何度かの越冬やダニ被害などを経験しながら淘汰され、寒さや病気などにもある程度強い女王蜂が残ったということだと思います。
同じ地域ならば、気候的にも馴染みやすいかなとも思います。

そう思うと、この寒い土地で、かつ直面してきたトラブルの数々によって、それに耐えられる強い女王蜂を残せてきたということか…と思いあたり、今までの苦労は、大変だったし辛かったけれど必要だったんだなと思えました。

それにしても、昔は養蜂がこんなに難しくなかったという話は以前、他の方からも聞いたことがあります。
特に、ミツバチヘギイタダニは、かつては今のような障壁にはなっていなかったそうです。
時間とともに広く蔓延するようになり、薬剤耐性も強まっていったのでしょう。

本当にダニ問題は神経をつかうし面倒です。
ダニ対策のひとつの要である雄房のカットですが、雨が続いて思うように内検ができないでいたら、先日うっかりオス蜂をけっこう羽化させてしまい…
「あーーもうーー…」とゲッソリしました。

昔がどのくらい今より楽だったかわかりませんけれども、もう少し気楽に養蜂ができるといいなぁと常々思います。
ケミカルな薬剤、強い薬を使えば手軽だし、その時は効き目を感じていいのかもしれません。
でも、長い目で見てそれでオーライなのかなと考えると…楽な道ばかり選ぶと後が大変な気がします。
緊急時の対応の選択肢として考えるのはありかと思いますが、頼り切ってしまうのはこわいです。
抗生物質で病気を予防しよう、というのも、ひいてはミツバチ本来の免疫力を低下させることにつながると思います。


蜂場の最近の様子をいくつかご紹介したいと思います。

昨年かなりアバウトに植えてみたイチゴ(品種も特によく考えずにトチオトメ)の苗、激寒の冬も乗り越え、ランナーを元気に伸ばし育っています。
露地に植えっぱなしで、農薬はもちろん、なんの世話もしていないのですが、実をつけてくれています。
ミツバチも受粉を手伝ってくれたことでしょう。

赤くなってきたイチゴがちらほら出来て、もうすぐ食べられそうだなーと思っていると翌日無くなっていたりするのですが…ウサギとかの動物が食べてしまっているのかもしれません。
ここにきて、次々に赤いイチゴが出来て、やっと食べることができました。甘酸っぱくておいしいです。

それから、試しに植えたアーモンドの苗木、そもそも一本では実がならないものと思っていたので全く期待していなかったのですが、ふと見ると、何か出来ていました。
「なんだこれ!もしかしてアーモンド??」っておどろきました。木に生っているの初めて見ました。
近い種であるハナモモの木が隣にあるので、それで受粉したりしたのでしょうか?

アーモンドってこんなふうに生るんですね

それから、今年はブルーベリーも植えてみました。
苗木に既に未熟な実がついていたのですが、それが色づいています。
毎年食べられることを期待しています。

ブルーベリー

軒下に巣を作りヒナが育っていたキセキレイですが(やはり卵5個のうち孵ったのは2羽でした)、時々チラッとのぞいては「おー育ってる育ってるー」とニヤニヤしていました。
親鳥が運んできたエサをピィピィとねだるヒナの声が聞こえたりして癒されていたのですが、ある雨の日突然、姿が消えたのです。
「何かに襲われたのか!?」とびっくりしたのですが、調べたところ、孵化して11-13日で巣立つということらしく、ちょうどそのくらいでした。
どうやら巣立ったもよう…成長が早い!しかし、雨の日に出て行かなくても…
ともあれ、これで猫たちも外出解禁です。

6月21日の様子。翌日いなくなっていました。
借りている畑にまいたヘアリーベッチにニホンミツバチとセイヨウミツバチが来訪。