タンパク質いろいろ

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3月になりました。いよいよ春が近づいてきたーとワクワクします。

2/28、3/1と暖かい日が続きましたので、少し遅くなりましたが越冬明け初の内検をしました。
4ヶ月ぶりのご対面です。

経験上、2月の上旬、立春過ぎた頃には女王蜂が産卵を始めると分かっていたので、育児に欠かせないタンパク源となる花粉が足りなくないように、既に代用花粉は与えてありました。
しかし、2月初旬といえばまだ一番寒い時期なのに、ミツバチは、もう春が来るってちゃんと分かっているのは、改めてすごいなぁと思います。

結果から言いますと、全群元気でした!本当によかったです。全群の女王蜂が産卵を進めていました。
もう若蜂(羽化したばかりのミツバチ)もいて、やはり2月初旬には産卵を始めていたことが再確認できました。

ワイワイと元気です
女王蜂も元気そう(産卵する巣房に頭をいれて確認しているところ)

群勢は大きくそがれている感もなく、健全な雰囲気です。
蜂数がちょっと多めに減っている感じがあった群もありましたが、それは、ダニ対策がうまく行っていたとはいえ、若干ダニが多めに残っていた群だと思われます。でも、群が滅びるほどの減少ではなく、このまま産卵を進めてくれれば盛り返せそうです。

昨年の3月は、ダニ被害のためにミツバチが弱体化してしまって越冬できなかった群があり、気分はどんよりしていました。
今年は晴れ晴れとした気持ちで3月を迎えられ、嬉しいです。
また、養蜂を始めた頃は、なんとか越冬できても群勢は風前の灯…みたいな群もありました。
自分の技量不足のせいで苦しめてしまったミツバチたち、今更ながら本当に申し訳なかったと思います。

あと昨年の3月とは違うことといえば、ニワトリがいることでしょうか。
うちのニワトリたちは羽毛に艶があって、体格もふくよかで立派な気がします。「美しいなぁ」って思います。
ちなみに品種名は「後藤もみじ」といいます。
人の名前みたいですが、「後藤孵卵場」さんが育種している純国産鶏です。

ニワトリを直に見ることって普通はそんなにないですが(小学生の時に学校で飼育していたニワトリ以来機会は少ない)、同じ鶏種を飼育している養鶏場さんの動画などを見ても、「うちのニワトリのほうが健康そうで美しい!」なんて思います。
もしかするとただの親ばかなのかもですが…

我が家を訪れた人たちは、ニワトリを見てみなさん嬉しそうです。ニワトリファンが増えつつあります。
友人の、幼稚園生のお孫さんは、東京から休暇でこちらに来ると、毎日のように「ニワトリに会いたい!」ってやってきて、餌をあげたり抱っこしたり楽しそうです。
その女の子に、ニワトリが産んだばかりの卵を産卵箱からとらせてあげたことがあるのですが、それまで彼女は、卵って人間が作っているものだと思っていたのだそうです。
そしてかなりの偏食だという彼女、うちのニワトリの卵は食べてくれたそうです。
そしてそして、ニワトリを大好きになってしまった彼女からは、家族に対し、鶏肉食べるの禁止令が発せられているそうです…(だましだまし食べさせているそうですが)

ここのところの世間の卵不足に逆行して、ありがたいことに私は今までの人生でこんなに卵を食べたことがないというくらい卵を食べています。
気のせいか、最近髪の毛に艶が出てきたような…?調べたら卵って育毛にとてもいいそうですね。
そもそも卵は「完全栄養食」って言われてるくらいですし、含まれるタンパク質やビオチンというビタミンの一種は育毛に欠かせないものなんだそうです。

タンパク質といえば…
最近の世界的「コオロギ食」激推し、気持ち悪いです。
今度はコオロギか…ってげんなりです。

将来、食糧不足で肉が食べられなくなるから、高タンパクなコオロギを食べることに今から慣れておきましょう…ってことのようですが。
そもそも、国あげて農業潰しみたいなことばかりしておいて何を言っているのかと思います。
まず食糧不足にならないよう農業を支えることが先なのでは…

思い返せば、何年も前すでに、無印良品のお店で「コオロギせんべい」が売っているのを見ました。
その時は「えっ、コオロギ??」とギョッとしたのは覚えています。
食べようとは思いませんでしたが、激しい拒絶感までは抱きませんでした。
おそらく「イナゴ食べられるし、コオロギも食べられるのかな…」みたいなぼんやりした感想を持ったのだと思います。そしてそのまま通り過ぎました。

また、2021年の新聞にこんな記事を見ました。

長野日報 2021年8月25日(水)記事

この時は、コオロギ食そのものに興味を持ったというよりも、養蜂において出る蜂の子(養蜂では、ダニ防除の目的で、ダニが集まりやすい雄蜂の幼虫や蛹は基本的に取り除く)、無駄にしないでこういった技術で加工したりできないかなぁなんて考えたのでした。
コオロギ食を推進する記事の流れについては特に違和感を抱きませんでした。

(なお一般的に「蜂の子」と呼ばれているのはクロスズメバチ=地蜂の幼虫なのですが、ミツバチのオスの幼虫も蜂の子としてサプリメントなどが販売されています。耳鳴りなどに効くそうです!)

しかし最近急にコオロギのゴリ推しが始まり「なんかへんだぞ」って思うようになりました。

そもそもコオロギって、歴史上人類は食べてきたのでしょうか?
食べてはいけない植物や食べてはいけない魚などがあるように、食べてはいけない昆虫もあるのでは…

ざっと入ってきた未確認情報ですと、
●イナゴは稲を食べるが、コオロギは雑食で死骸なども食べる
●漢方では、コオロギは毒であり、特に妊婦については禁忌とされている
これらが本当なら、それだけで食べたくないです。

ということで、ちょっと調べてみました。
以下主に「コオロギのエサのやり方、ペットとしての飼育方法や注意点は?」(小学館)より

コオロギにも種類があって、爬虫類や両生類、小動物の餌に向いている餌用コオロギと、鳴き声を楽しむペット用コオロギとに分けられるそうです。
前者が今、人間の食用にすすめられている種類で、ヨーロッパ産の「ヨーロッパイエコオロギ」と東南アジア産の「フタホシコオロギ」です。
この餌用コオロギは生育は早いが、飼育には高い気温と乾燥した環境が必要なため、雨が多く湿度が高い日本の気候には適していないとのこと。養殖するには室温や湿度の管理が必要ということですね。

一方後者のコオロギは、日本にもともといるエンマコオロギなどで、飼育は容易だそうです。
どうせやるなら日本のコオロギ養殖したほうがエコロジーなのでは…?どちらも食べたくはないですが。

またやはりコオロギは雑食で、人間が食べるものならほぼ何でも食べるそうです。動物や昆虫の死骸も食べるそうです。
そういう意味では養殖する上では都合がよいのかも…気分的にはよくないですが。

なお、コオロギはタンパク質が不足すると、共食いするそうです。
タンパク質を得るためにコオロギを飼うのに、そのために餌となるタンパク質が必要ということ?

漢方とコオロギについては、検索するとそういう話はたくさん出てきますが、はっきりわかりませんでした。

いずれにしても、あえて積極的に食べる理由はないように思いますし、養殖についてもほんとにエコなんだろうかという疑問もわきます。

また、内閣府の食品安全委員会のHPに、コオロギ食についてのリスクが掲載されているという情報も見て、探してみたら、ありました。
欧州食品安全機関(EFSA)、新食品としてのヨーロッパイエコオロギ(Acheta domesticus)についてリスクプロファイルを公表

最後の部分だけ、スクリーンショットを載せておきますが、ぜひ上記サイトを読みにいってください。
「内閣府」からの情報です。こっそり注意喚起はしてましたよということなのでしょうか?


(↓画像クリックすると拡大されます)


芽胞形成菌(納豆菌のように有益な菌もあるが、多くは感染症や食中毒を引き起こす原因となる。炭疽菌や食中毒菌のセレウス菌やウエルシュ菌、ボツリヌス菌など)、アレルギーの問題、重金属の生物濃縮…と見ただけで、食べるのやめとこーってなります。
少なくとも全ての人に気軽にすすめていい食べ物とは思えません。

2018年の資料ということなので、その後この辺の懸念はクリアされたのでしょうか?
だとしてもこんな大事な情報、テレビや新聞などのメディアでは知らせていますか?
なぜ「コオロギ」なのでしょうか。なぜ世界的に推進するのでしょうか。

地球のためだとか人類のためだとかSDGsだとか言われると、なんだかいいことのように思わされてしまう…
そしてメディアで楽しく、前向きなことと取り上げられて、次々商品が出て慣らされてしまう。
私もうっかり疑問を抱かずにきていました。

実はわりと近所に、コオロギの養殖場があります(今見返してみたら、先ほどの新聞記事の企業のようです)。
何年か前に、知人にパンフレットを見せられ「行ってみよう」と誘われました。明るく楽しげなパンフレットでした。
試食コーナーがあるらしく「コオロギ食べなきゃいけないのかな…やだなぁ」とは思いましたが、まあ見に行ってみてもいいかなぁという感じでした。結局その時は行きませんでしたが。

コオロギ食激推しの今の状況になって、改めてその養殖場のことを意識しました。
もしも、災害などでその施設に何かあった場合、大量のコオロギが外に逃げ出したりしないのか…
そうしたら、周辺環境によくない影響があるのではないか…という心配も頭をよぎります。
また、コオロギ食に参入する企業には国から補助金が出る、という話も聞きましたが、確認できていません。
今度いろいろ質問しに、養殖場に見学に行ってみようかな…

タンパク質不足が心配なら、大豆をもっと国で自給できるように力を入れたらいいし、また例えば地域で共同で小規模にニワトリを飼って卵を自給できるように促すとかだって、そんなに難しいことじゃないと思うのです。
そういうことを全くしようとしないというのは、目的そのものが「コオロギを人々に食べさせること」だからではないかと思います。
なぜかは知りません。

あと「ウジ虫おむすび」が美味しいってメディアで取り上げてたというのは本当でしょうか…?
本当ならどうかしてます。ぼーっとしてると何を食べさせられるかわからないです。
次から次に、気が抜けなくて疲れますが、そんなゲテモノは食べないで済むように自衛をするしかないです。

私には卵を産んでくれるニワトリたちがいるので、これからも大事にします。
はちみつを作ってくれるミツバチも守ります。
畑を耕して、大豆も作ります。
あとは、肉が食べられなくなったらどうしようという心配はしなくて済むので、肉食やめといてよかったなぁというのは思います。

私のような者は、「反ワク」に続き今度は、地球に優しくない「反コオロギ」(「反コロ」かな?どうでもいいけど…)って言われるようになるのでしょうか。
コオロギ食べたい人は食べればよいですし、それが人類や地球のためにいいことだと思うならそれでいいと思います。
ただ、私は食べたくありませんし、コオロギを食べることが人類や地球のためになるとも思いません。
もしそれが非難されるならおかしいし、強制的に食べさせないでほしいと願うばかりです。

最近大手パン会社がパンに混ぜました。給食に入れた学校もあるようです。
でも実はもう何年も前からじわじわやっていたのだと改めてわかると、もうどこかで食べちゃってる可能性もなきにしもあらず。
イタリアでもコオロギ粉入り食品、もう出回ってると聞きました。
日本でももう止められないなら、入っていたら避けられるよう、はっきり表示だけはしてほしいです。

しかし、コオロギ君にとっても、いい迷惑ですね。すっかりイメージダウンです。
きれいな声で鳴く秋の風物詩のままだったらよかったのに…

(前回お知らせした、養蜂産業振興会の講演会については次回書きます)

※2023.3.4追記
掲載した新聞記事の写真ですが、ポジティブなこととしての記事なので問題ないかとは思いますが、後々、もしご迷惑がかかることがあってはいけないので、お顔だけぼかしました。