最強?寒波をのりこえて

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大寒に入ってすぐ、「10年に一度の最強寒波が来る!」という予報が駆け巡りました。
ニワトリ…!どうしよう大丈夫かな…と身構えました。

鶏小屋には、プチプチで小屋の三方を包むといった防寒対策を既に施していましたが、さらにできる限り冷気が防げるよう対策をしました。
といっても、ニワトリには新鮮な空気がなにより大事とのことなので、全面をぐるぐる巻きにすることはできません。
それでも、実際に小屋に入ってみると、吹き込む風を防ぐだけでもかなり違うことを感じました。
ヒーターを入れようかという考えも浮かびましたが、いや、鶏の力を信じてみよう…とそれはやめました。

実際、一番寒いとされた25日ですが、マイナス15℃くらいは覚悟していたのですが、自前の温度計の記録ではマイナス12.2℃でした。
気象庁の記録ではマイナス13.3℃でした。この観測地点よりもここは標高が高いのでもうちょっと寒くなったはずだとは思うのですが、ともあれ、覚悟していたまでの気温にはならず、助かったーと胸をなでおろしました。
少なくとも、この地域においては今回は「最強」とまではいかずに済みました。

東京では「最低気温がマイナス3℃に!」とおののいていたようですが、「え、あったかいじゃん」と、もうすっかり感覚が麻痺しているようです。

寒波が訪れた日

6羽のニワトリたちは、特にダメージを受けた様子もなく、いつもどおり元気でほっとしました。
卵は25日は4個でしたが、その後はまた6個、日によって5個という感じです。
(冬は産卵数が減ると本に書いてあったのですが、12月の上旬に一時5個になったものの、その後は毎日6個しっかり産んでくれていてました)

この大寒を乗り越えれば、立春です。
既に日もだいぶ長くなったなと感じます。もうすぐ春です!
早く、ニワトリたちに新鮮な緑の草を思いっきり食べさせてあげたい…
ニワトリたち、スギナも大好きなので、昨年、試しにスギナを干してとっておいたのですが、与えてみたらよく食べます。
今年はもっとたくさん作っておこうと思います。

森の小鳥やリスたちも、毎日元気に朝食会場へやってきます。
時々、キツネが通りかかり、ニワトリをガン見しているので、ちょっと焦ります。
野生の動物たちは、この寒さの中、夜はどう過ごしてのだろう?と不思議になります。
ニワトリだって、体温が40℃以上あるうえに全身ダウンを着ているようなものなのだと考えれば、人間の感覚で心配しても仕方ないのかもしれません。

奥の方にキツネがいます(…おわかりいただけただろうか…)
朝食会場。写真の中に2匹のリスがいます(…おわかりいただけただろうか…)

今回ミツバチについてはほとんど心配をしませんでした。
寒さが直接の原因で死んでしまうということはない、と確信しているからです。
ただ、雪が積もると気がかりなのが、日中、フンをするためなどに外に出たミツバチが雪の上に降りてしまって寒さで動けなくなってしまうことです。
もしかすると、巣箱を黒いカバーで覆っているので、巣箱内が予想以上にあたたまってミツバチが活発になってしまうのだろうか?と思案したりもしているのですが、全ての群で同時にミツバチが出てくるわけでもないので、そうとも断定できません。

早く春になって、いろいろ心配しないで済むようになればいいなと思います。
ミツバチたちもきっと春が待ち遠しいことでしょう。
ただ春になったらなったで忙しくなるので、冬の間にできること、やっておきたいです。

日中気温が上がるとミツバチたちは外に出てウンチをしたりします(雪が降る前の写真)

またニワトリ関連の話で恐縮ですが、アメリカやイギリスで卵が不足したり、価格が高騰したりしているそうですね。
卵1パック(12個入り)で約1,000円くらいになっているとか…
飼料の高騰、鳥インフルエンザの発生などが影響しているようです。
あとは、立て続けに起こる食品関係の施設の火災なども気になりますが…
日本でも、鳥インフルエンザでニワトリが大量に殺処分されたというニュースを何度も耳にします。

ニワトリを飼うにあたっては家畜保健衛生所への届け出をしたので、私の所へも必要事項の連絡が来ます。
鳥インフルについても、しばしば連絡がきます。
「感染した野鳥や野鳥の糞便等に触れることにより感染する」とのことなのですが、万単位で飼育されている養鶏場は屋内でのケージ飼育がほとんどではないかなと思うのですが、そんなニワトリたちが野鳥と接触する機会なんてあるのかな?他にもっと原因があるのでは…?と思ってしまいます。
ともあれ、うちのニワトリたちも、気をつけるようにしたいと思います。

農林水産省の「令和4年度 鳥インフルエンザに関する情報について」というページには、「今シーズンは、過去最速の10月28日に国内1例目が確認されて以来、令和5年1月29日00時00時点で25道県70事例発生し、約1235万羽が殺処分の対象となっている。」とありました。

1235万羽のニワトリが、殺処分!
1235万…想像を絶します。