夏の思い出

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台風14号が過ぎ去ったとたん、いきなり肌寒くなりました。
台風対策をして備えていましたが、ここでは雨風はさほど強くなく、被害もなくてホッとしました。

9月に入ってから、巣箱から「くさっ!」と思わずつぶやいてしまうような独特の匂いがしています。ソバの蜜の香りです。
ミツバチたち、今年は例年になくソバの蜜をよく貯めています。ソバ畑が周辺に増えたのでしょうか?
採ってみたい気持ちもありますが、越冬用の貯蜜にしてもらいます。

ソバのはちみつは香りや味のクセが強いので好き嫌いは分かれると思いますが、鉄分がとても多く含まれているので貧血ぎみの方にはおすすめです。
また、相性のよい食材と合わせれば大変おいしく召し上がれます。カマンベールチーズなどと相性がよいです。
いつかソバ蜜の採蜜、目指してみようと思います。

ソバの花って、可憐ですね

昨秋はダニ被害に苦しみました。
昨年の内検記録を見返すと、9月上旬にはすでに「あれ?」というまずい兆候が出ていたのですが、今年は今のところよく抑えられていると思います。
気を緩めずに、11月に越冬に入るまでの残りの時間を有効に使い、元気な状態で越冬へ持ち込みたいです。
ただ最近雨が多くて、思うように作業ができないのが困ります。

8月の終わりに、年に一度のフソ病検査がありました。
今年もはちのわのミツバチたちは合格でした。
私は協会員として、保健所の方に同行して協会員の方の蜂場を回る係になり、初めて村内のよその蜂場を数ヶ所見させていただきました。
はちみつを見ただけでは、そのはちみつを採った養蜂家がどのような養蜂をしているかは分かりません。
なので私は、自分が採ったはちみつか、信頼できる養蜂をしていると知っている養蜂家のはちみつしか食べる気がしないのが正直なところです。
胸をはって蜂場を見せることができ、自分のやり方を見せられるような養蜂を、心がけていきたいと改めて思いました。

この夏は、嬉しい訪問がありました。
母が初めてここへ訪れてくれ、約1年ぶりに一緒の時間を過ごすことができました。
母はすっかりこの場所が気に入ってくれて、1ヶ月後にまた来てくれました。
本当に嬉しかったです。またいつでも来てゆっくりリフレッシュしてほしいです。

また、学生時代の友人が、遠方から訪ねてくれました。
奥様がはちのわ日誌を読んでとても共感している、ということで、しばしばメールをくれて、私はとても励まされていました。
夏休みを利用しての高原の旅程にわざわざご夫婦で立ち寄ってくれたのです。
話をしていて、ご夫婦ともコロナワクチンについては慎重派(打っていない)だと知りました。

私は、新型コロナ、ワクチンに対して、今までの友人や家族と考えが合わないという現実に直面しました。
学生時代の多くの友人たちにも距離を感じてしまっていたので、今回の訪問は嬉しい驚きでした。

幸い移住してきたこの場所では、不思議と同じ価値観や考えを持つ人たちに囲まれて過ごせているのでストレスフリーなのですが、移住していなかったら今頃私はどうしていたのだろう…と考えるとゾッとします。

もちろんお互いの考えを尊重しあえる理性的な人間関係の中にいられれば大丈夫だと思いますが、中には疎外され孤独を感じていらっしゃる方もおられることでしょう。
ワクチンに対し慎重な態度をとる人を非難する人がいるようですが、そこには、戦時中「お国のため」という同調圧力の中で、戦争反対を唱えた人を「非国民」扱いしたのと同じメンタルを感じます。
おかしいことをおかしいと思う自分の感覚に信頼をおき、折れずにいきましょう。

まだ日本は世界に逆行したトンチンカンなことをやらされていて、特に子どもや若者の被害を聞くにつけやりきれない思いです。
しかし政府、メディア、医学といった権威…それらが、本当に私たちの味方だったのかどうか、既に明らかになってきていると感じます。
助けを必要とする人には助力を惜しまず、乗り越えたいものです。

ここにきて初ミョウガ!手前はミョウガの花。ミョウガってこうやってできるんですね…
諏訪大社春宮近くにある「万治の石仏」。「よろずおさまりますように」と念じます。
大きくなり続けるヒヨコ(元)たち。背中提供:夫