くまあなにこもる

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ミツバチたちの様子を確認しに行ってきました。
前回の訪問から若干間があいてしまったので、少し心配しながら出かけました。
その日はよく晴れていましたが、村に着くと、前日に降ったという雪が薄く残っていました。
蜂場では、あたたかな陽射しに、ミツバチたちが外に出て舞っていました。
全ての群のミツバチが出てきていたので、「みんな元気だ…」とホッと胸をなでおろしました。
巣箱にセットした温度計の数値を確認したり、雪に頭をつっこんでしまったミツバチを救出したりしていたら、チラチラと雪が降ってきました。
そのままふり続いて、翌朝にはこのような景色に。

ここ2週間ほどで最低気温は-10℃に届いていました。
この朝の気温は-7℃。ブルブル。
今回の越冬では、巣門とは別に上にも換気口兼出入り口を開けたことが、吉と出るか、はたまた凶と出ることもあるのか?とドキドキしているのですが、今の所は問題はないように見えます。
上の開口部はミツバチにとって迷惑ってことはないのかな…と心配になったりもするのですが、そこから外に出たミツバチを見て、「お、かしこいね!」と嬉しくなりました。
(下の巣門よりも上の出入り口付近のほうが暖かく、寒いところを通らずに出入りできる、というのが利点のひとつになっているはず、なので)
越冬について情報を探している中で、カナダで25年以上の実績があるという越冬資材「Bee Cozy」なる商品を見つけました。前回の冬に作った装備と、今回作った装備を足したような作りです。
日本では売っていなかったので、参考のためにアメリカの養蜂用品店から取り寄せてみたのですが(インターネットって便利!)、その説明書にも「トップとボトムの出入り口は十分な換気を供給するために必要です」と書かれていたので、間違ったことはしていないのだとほっとしたのですが、もしかすると自分の理解の中で何か勘違いしている点があるかもしれないし、やはりやったことのないことをやるには心配もつきものです。

「Bee Cozy」の説明書
ひとまずは、ミツバチたちが無事だったことに感謝。
しかし、冬はまだ先が長いのだ…と思うとしんどくなってしまいますが、ミツバチを応援しながら春を待つしかありません。
この時期は日が短く、17時には真っ暗で、蜂場では、何もない小屋にこもって過ごすしかありません。いきおい、早寝になります。
暗くなったら寝る、明るくなったら起きる、を自然に実践できます。
また、12月12日の頃は暦の七十二侯で「熊蟄穴(くまあなにこもる)」。
熊も冬眠に入る頃。今年も熊さんに遭遇しなくてよかったです。
ちなみに先日は車であやうく鹿さんにぶつかりそうになりました。
(「はちのわ日誌」は、お客様に蜂場の様子を伝えたり、ミツバチに関心をもっていただければと考えて書いているのですが、養蜂をされている方などから質問などをいただくことがしばしばあり、当方の試行錯誤、失敗も含めた経験、調べたことなどが何かお役にたつのなら…ということで、養蜂自体には興味のない方にはあまりおもしろくない話題も増えるかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m)
蜂場の正面の背の高いカラマツの葉がだいぶおちて、日当たりがよくなりました。

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