悲喜こもごも(喜び編)

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9月半ばのある日のことでした。
冬に向けて、継箱を降ろす(2段にしていた巣箱を1段にする)作業をしていました。
空組の継箱を降ろし、古い巣枠を、後で処分しようと近くに置いておきました。
そして次の群の内検をはじめていたところ…突如、空組付近にたくさんのミツバチが乱舞!
わわわ、なんだ!?とびっくりしていると、ミツバチたちは、先ほど置いた巣枠に群がり、とまりました。
最初は当然空組のミツバチかと思っていたのですが、いつまでたっても巣箱に戻りません。巣枠にとまったまま、じーっとしています。
頭の中がハテナマークでいっぱいのまま様子を見て数時間経過…蜂たちはそのままです。
さすがにおかしい…と試しに空組の巣箱の前で巣枠からミツバチたちをふるい落としてみました。
すると蜂たちは巣箱には入らず、近くの石に集まっておとなしくまたじーっとしてしまいます。
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なんだか蜂球みたい…見た目もうちの子とちょっと違うような…。…まさか…?と、試しに蜂たちをすくいとって空巣箱に入れ、落ち着いてから見てみたところ、女王蜂発見(0_0)!
念のために空組の女王蜂の確認もしましたが、ちゃんと空組の巣箱内にいます。
なんと、どこか他の蜂場からの分蜂群が舞い降りたのでした。
今の時期は通常分蜂はしないのですが、今年は気候のせいか分蜂が起こっているそうです。もしくは、逃去群なのかもしれません。
翌週には、お客の女王蜂は産卵を始めていて、働き蜂達も元気に花粉を運んでいました。
どうやら、ここに落ち着く事にしたようです。
こんなミラクルがあるとは…と、嬉しい驚きでした。
ミツバチ界の物件情報に、はちのわの蜂場が優良物件として紹介されていたりして…などとニヤニヤしてしまいました。
その後も彼女たちは元気に過ごしています。
元々の蜂の数がそれほど多くはないので、越冬までにもう少し増えてくれるといいなと思いながら、手厚くお世話をしています。
また、元花組に合同した雪組の働き蜂たちは、落ち着いて生活しているようです。
ほっとしました。
季節はどんどんと進み、紅葉もはじまりました。
朝夕はもうとても冷え込みます。冬支度をしっかりすすめねばなりません。
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