非加熱の“生はちみつ”です
ミツバチたちは花々から蜜を集めはちみつに変えると、羽で風を送って水分をとばし濃縮・熟成させます。
はちのわではミツバチがはちみつを完熟させるのを待って採蜜しており、加熱や糖類の添加などの加工は一切行っていません。
そのため、はちみつに含まれるたくさんの栄養素や酵素がそのまま生きています。
採ったはちみつは、漉して巣くずなどを取り除いたあと、何も手を加えずそのまま瓶詰めしています。
化学合成の薬剤を使用していません
ミツバチも生き物である以上、病害虫への対策は避けて通ることができません。
一般的な養蜂の現場では、化学合成の薬を使用した対応が主流ですが、はちのわでは、ミツバチの免疫力を低下させ、はちみつに残留するおそれのある抗生物質は使用していません。
また必ず対応が必要となる害虫(ミツバチヘギイタダニ)に対しても、化学合成の駆除剤ではなくオーガニックな手法で対処することを優先しています。
薬に頼らず、病気にまけない元気なミツバチを育てることを目指しています。
ミツバチの卵や幼虫は混入していません
ミツバチは、巣を育児と貯蜜に使い、育児圏の上部にはちみつを貯めていくため、1枚の巣板に蜂児(卵や幼虫、蛹)とはちみつが存在することも多くあります。
日本では現状、そのような巣板のはちみつも採ることが一般的ですが、はちのわでは、育児をしている巣板にあるはちみつは採らず、貯蜜のみの巣板を採蜜しています(採蜜時にもミツバチが入り込まないよう屋内で作業しています)。
収穫量は少なくなりますが、ミツバチが使う分のはちみつは残しておくこと、大事なミツバチを傷つけないこと、また、卵や幼虫がはちみつに混入することによる雑味が出ないようにすることを心がけています。
季節ごとの風味を大切にしています
はちみつは本来、採った地域、季節などによって風味が全く異なるものです。
国土の狭い日本では、海外のように広大な面積に咲く単一の花のはちみつのような完全な単花蜜を採ることはむずかしい反面、地域や季節による違いを個性とした百花蜜が楽しめることはメリットだと考えています。
八ヶ岳山麓の森にあるはちのわの蜂場周辺に咲く、春のヤマザクラやウワミズザクラ、タンポポ、初夏のアカシアやエゴノキなどなど…さまざまな木々や草花の季節による移り変わりを、はちみつの風味とともに感じていただければ嬉しいです。
残留農薬検査結果
2015年および2023年に残留農薬の検査を実施しました。
抗生物質については不使用のため非検査です。
(検査費用が高額なため、毎年の検査実施は難しいことをご理解いただけますと幸いです。)
2015年(検査機関:食環境衛生研究所)
2023年(検査機関:農民連食品分析センター)