暑い日が続いています。とはいえ、この地では今年もエアコンのお世話にはならずに(そもそもエアコンがない…)済みそうです。
かつては都会で働いていたこともありましたが、もう戻れる自信がありません。
こちらではお盆を過ぎるともう秋の足音が聞こえてくる感じがありますが、まだ名残惜しい気がします。
今年は雨が多い夏でもあります。農作物への被害など聞くにつけ、心が痛みます。
例年7月の後半頃に、蜜源植物が減少する時期があり、巣箱を開けると蜜のにおいにつられてニホンミツバチや他所のミツバチがたかってくるので内検に手こずります。
弱群があれば目をつけられて襲われてしまうし、巣箱の貯蜜を切れさせてしまったらその群のミツバチが他群を襲うこともあります。
はちのわのミツバチたちは常に貯蜜を切らさないようにしているので、盗蜂の加害者にはなっていないはずです。
8月になってオオハンゴンソウがそこかしこにわっと咲き、ひまわりやアザミなどなどもあり、ミツバチたちもほっとしたようすです。
みな花を巡るのに大忙しで、巣箱を開けても他所のミツバチが来ることはなくなりました。
前回の養蜂協会のお話に追記です。
養蜂協会に所属することによって、蜂場近辺の農薬散布情報を事前に知らせてもらうことができます。
私は最初の頃は情報がいただけませんでしたが、ここ数年、農薬の空中散布の場所と日時の情報を知らせていただけるようになりました。
幸い、はちのわの蜂場は散布される農薬の影響が及ぶであろう範囲外にあるのでとりあえずは大丈夫なのですが、影響をうけそうな場所に巣箱がある養蜂家は、ミツバチが農薬に曝露しないように、巣箱を移動させるとか、ミツバチが外出しないよう巣門を閉めておくといった対応をせざるを得ません。
悩ましいことですが、現状、致し方ありません。
ヒヨコたちは生後3ヶ月となりました。みな無事に大きくなってくれてよかったです。
もう誰が見ても「ニワトリ」という体格になりました。
「ピヨピヨ」という鳴き声もほぼ消えてしまい、「コキュッ」「コケッ」という声を出すようになりました。
成長が嬉しいような、さみしいような…
小屋にニワトリ用の庭を併設したとところ、ちょっと飛んでみたり、虫を追いかけたりと楽しそうで、見ているこちらが嬉しくなります。
ニワトリ小屋はくさいというイメージがある方もいるかもしれませんが、実際のところは、全くといっていいほどにおいません。
小屋の床は土のままにしていて、腐葉土やもみ殻、米ぬかをまいて発酵床としています。フンは分解されてそのまま土に還ります。
また、エサは穀類などの他に緑餌(雑草その他、野菜など)をたくさんあげています。ニワトリも草が大好きで、パクパクとよく食べます。
そうすると、体内がアルカリ性になって、フンもあまり臭わないとか。
人間も、肉などを多く食べていると体が酸性に傾くそうですし。(そういえばたまにお付き合いで肉を食べると、お通じの際のにおいにあれっと思います…)
ヒヨコの時はひたすら「かわいい〜」と思っていましたが、大きくなってもかわいいと思えるだろうか…と一抹の不安がありました。が、なんの、かわいいです。
近づくとダダダっと駆け寄ってきます。しゃがむと背中に飛び乗ってきたり。遊んでいるのでしょうか。
猫の気持ちにもましてニワトリの気持ちはよく分かりませんが、親しみは持ってもらっているようです。
ところでニワトリの足の裏ってあったかいんだ!って知りました。人の手のひらを当ててもらっているようなあたたかさです。