1群も脱落することなく、立春を迎えました。
大寒中の最低気温はほぼマイナス16度。この辺が寒さの底だと思います。
まだ寒さは続くとはいえ、これから確実に春に向かっていきます。
じわじわと、嬉しいです。
諏訪湖では、全面氷結して5季ぶりに「御神渡り」が出現したそうです!
それだけ寒かったということでしょうが、なんだかほっとしました。
立春前日の蜂場は雪に覆われていましたが日光が燦々と降りそそぎ、ミツバチたちはさかんに外に出て舞っていました。
真っ白な雪の上にミツバチのウンチが点々と落ちていて、やっぱりウンチをしに外に出ているんだなぁということがよく分かりました。
雪につっこんで寒さでかたまってしまうミツバチがいてヒヤヒヤします。
早いうちに救出して温めれば復活するのですが、全員助けるのは無理…なんとか気をつけてほしいものです。
巣箱上部にあけた換気口兼出入り口ですが、閉じてみても内部の温度に大きな変化は見られなかったうえ、内部の結露が増したようだったので、やはり換気のために開けておくことにしました。
このシステムで大丈夫そうという感触です。
それから今回は非常食(貯蜜以外の糖分)は入れないつもりだったのですが、今年になって、やはり万が一餌切れするよりは…と、一部にフォンダンを入れてみることにしました。
以前は、日本養蜂協会の「養蜂マニュアル1」に記載されているキャンディボードを作って入れましたが、高温で煮詰めた飴は実はミツバチのお腹に悪いということが判明したり、また自分の作り方が下手だったのか、巣箱内の湿気でキャンディが溶け落ちることがあったりで、入れなきゃよかった…という結果だったのです。
痛い経験を無駄にするまいといろいろ調べた結果、入れるのであれば、砂糖そのもの(湿気を吸収する効果もあり)か、フォンダンがよさそうだということがわかりました。フォンダンはお菓子の砂糖衣に使うもので、手作りもできるのですが、手作りにも自信喪失していたので市販の製菓用のものを探しました。
原料は砂糖と水飴。味見しましたが普通に美味しかったです(^^)
それを自作キルトボックス(上部断熱と湿気吸収のために巣箱上部に設置)内に、ミツバチが巣枠の上からアクセスできるように入れてみました。
貯蜜はまだありますが、フォンダンもよく食べています。
溶け落ちることもなく、お腹を壊している様子もなくよかったです。
食べ終わった部分のビニール越しにミツバチが見られるのも面白いです。
順調にいけば、あと約1ヶ月、啓蟄の頃かあるいはもう少し早いうちに産卵が始まります。
ミツバチたち、あと一息がんばれ!
ここまでくれば…という気持ちもありますが、気は抜けません。
無事に次のシーズンが迎えられるよう、しっかり心を配っていきたいと思います。
立春を迎えて
on 2018年2月5日
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