10月23日、二十四節気の「霜降(そうこう)」の前日だったでしょうか、朝起きると、まさに草に霜が降りて白くなっていました。
日中はまだ暖かい時間帯もあるとはいえ、朝夕冷えるようになりました。
もうストーブをつけています。
サツマイモを急いで掘り出しました。
毎年、マルチもせず、苗を植えて根付かせたあとはほぼ放置なのですが、よく出来てくれます。
大きさも形もいろいろで、プロからみたらどうか分かりませんが、自家で食べるには十分です。
今年も豊作といっていいと思います。ありがたいことです。
特にうれしかったのは、初めて自分で苗を作ったベニハルカが、一つの苗あたりに一番イモがたくさんついていたことです。

はちのわのミツバチたちは越冬準備も終わり、もう少し寒くなったらウィンターカバーをつけようかなというところです。
以前紹介した2022年生まれの長生き女王様は、単独群では越冬するには厳しいミツバチの数で、かといって、この弱群のためによそからミツバチを合同するのもどうか…とほんとうに、ほんとうに迷いました。
女王自体は、おどろくことに産卵数は少ないとはいえ至って元気なのです。
3回目の越冬をやり遂げた時点でびっくりしたのに、まさか4回目の越冬にチャレンジすべきかどうか悩むとは思っていませんでした。
冬までには寿命がくるだろう…と思っていたのに、元気なのです…
でもさすがに4回目の越冬は厳しいのでは…
あまり長く悩んでいると寒くなってしまってどうにもできなくなるので、決断するしかなく。
10月の中旬に、女王蜂を群から抜きました。
働き蜂たちは、他群へ合同。
これで働き蜂たちは安心して冬を迎えられます。
で、女王蜂、どうしようか…と別れの仕方を悩みつつ、いつものように置いておいて見ていない間にどこかへ行けば…とキャッチャーから出して記念に写真を撮っていたら、しばらくして迷いのない様子でパッと飛び立ち、ひとり、晴れた秋の空へと螺旋を描きながら舞い上がって消えていきました。
すっぱりと潔く身を引いて、私を悩みから解放してくれました。
飛んでいく女王蜂に「ごめんね…ありがとう!またね!」と思わず声をかけました。
最後までなんて強い女王蜂だったのでしょうか…
人間の都合で、寿命を全うさせることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今でも、お別れして本当によかったのかなとつい考えてしまいます。
いろいろなことを勉強させてもらいました。
