6月末に、初夏のはちみつを採りました。
今年は、アカシア(ニセアカシア)の花もよく蜜が出たようで、きっと諏訪地域の養蜂家のみなさん、よいアカシア蜜が採れたのではないかと推測しています。
アカシアの木は、はちのわの敷地の周辺にもそれなりにあり、敷地内にも勝手に生えてきて大きく成長したアカシアの木が複数ありますが、単花蜜が採れるほどではありません。
はちのわでは単花蜜にはこだわっていない…といいますか、ここで定位置で飼育している限りは単花蜜はまず採れません。
アカシアの単花蜜は、純度が高いほど色が明るく透明に近くきれいです。
それはそれですごいなぁと思いますし、採ってみたいなぁという気持ちもあるのですが、アカシアの群生する場所に開花時期だけ巣箱を移動させて…ということをするには転飼の手続きから始まって、移動もいろいろ大変です。
そもそも、そんなよき場所は、既に他の養蜂家の陣地になっていることでしょう。
逆に、この場所でしか採れない、季節ごとの百花蜜、それでいい、それがいい、と思っています。
とはいえ、今年はアカシアの蜜の割合が多そうだし、明るい色の蜜かな…と思いきや、意外に濃いめの色合いでした。
味はもちろん美味しいのですが、春に続いて初夏も、今年は色が濃いめです。
いつもながら、エゴノキなどの他の花の蜜も入っているとはいえ、タイミング的に採蜜が例年より遅かったわけでもないのに、なぜでしょうか。
前回の春の分で蓋が十分にかかっていない蜜枠は巣箱に残していたので、それが少し混ざっているのもあると思うのですが、大量ではないし…
なんとなく、栗の開花が例年より早かったように思いますので、栗が多めに入ったのかな…など考えていますが、分かりません。
気象の変化の影響で、植物の状況が変わっていたりするのかな?ということも頭をよぎります。


ともあれ、美味しい、2025年初夏のはちみつです。
初夏のはちみつは、個人的にはまずまずの量が採れたのですが、売ってお金に変えるより、はちみつのまま持っていたほうが、食糧危機が来た時のことを考えるとよいのではないか?と考えたりしています。
今まで買えていた食料が消えてしまったら、いくらお金を持っていたとしても手に入らないのですし、お金は食べられませんから…
はちみつがあれば、生き延びる確率は高まりますし、周りの人を助けることもできます。
ちゃんと糖度の上がっている本物のはちみつは、栄養豊富なすばらしい永久保存食です。
最近の米騒動や自然災害、気候変動を見るにつけ、そんなことを真面目に考える時期に入っているのかも…と思ってしまいます。
とはいえ、オンラインショップでの販売ができる見通しがたちましたら、あらためてお知らせしたいと思っています。

今年は田んぼもお手伝いしています。
今まで稲刈りとか、ちょっとした作業しか体験したことがありませんでしたが、今回は最初からです。
全員、自分でお米を作るのは初めてというメンバーです。
夏至の日に、裸足で田植えをしました!
お米、無事にできるかな…楽しみです。


