あけましておめでとうございます。
気がついたら、昨年12月はひとつもはちのわ日誌の記事を書いていませんでした!
書きたいことはたくさんあったのに、なんというていたらくでしょうか。
今年はもっと「ずく」を出して、まめに更新したい…と年初にあたり思っております。
「ずく」とは長野県の方言で、簡単にいうと「やる気」のような意味だそうなのですが、「根気」とか「気力」とかいう意味あいもあるようです。
周りの方々の使い方を聞いていると「こまめさ」みたいなニュアンスも受けます。
ミツバチたちは越冬中。
ぐっと寒くなり、すっきり晴れる日も少なくて、ミツバチが外に出てくる日は滅多にありませんでした。
巣箱はシーンと静まり返っています。
その様子をながめていると、経験上は大丈夫なはずとわかっているのに、「もしかしたら全滅してしまっているのではないか…?」といまだに胸がザワついてしまいます。
例年だと年末に、産卵が停止しているこの時期をねらって最終的なダニ対策(シュウ酸の滴下)を施します。
今回は年末忙しくしていたことと、なかなか気温が高めの日がなかったのとでやり残していました。
年が明けて2日、やっと少しだけ気温が高くなり、日中外に出てきているミツバチもいました。
「よかった、生きてる…」とホッと胸をなでおろしました。
今日がチャンス!と巣箱を開けました。
「寒いのに開けてごめんね…!」と言いながら、急いで作業をしました。
とりあえず、全群の生存を確認しました。
巣枠を引き出すことはせず、上から目視しただけですが、群によっては、今この感じだと少々危ういかな…という雰囲気の群もありましたが、元気な群ももちろんというかあって、一安心です。
余談ですが、養蜂を教わっていた頃、「ハチは8度」という言葉を聞きました。
気温が8度になると、ミツバチが外に出て活動するということのようです。
確かに、そのようだなと観察していて思います。
養蜂を始めて昨年で10年、また、長野に完全移住して昨年末で丸5年が経過しました。
早かったような、でもふりかえればいろいろなことがありました。
今年は、大激動の年になる…とよく耳にします。
その兆候はすでに感じますが、具体的に一体なにが起こるのかは心配してみたところで分かり得ないので、心構えはしつつ日々、自分のやることに向き合って一日一日を大切に暮らしていきたいです。