はちのわの蜂場に新たなスタッフが来ました。
来年の主力になる予定の組です。
「カーニオラン」という種類のミツバチです。
現状はちのわのスタッフは皆、イタリアン種といって黄色のミツバチなのですが、カーニオラン種は色が黒っぽいのです。
出身地はスロベニアなどの中央・東ヨーロッパ。
イタリアンに比べて性質が温和、集蜜力が高く、何より低温耐性が高い!とのこと。
分蜂性が高いという話もあるので、要注意ではあるのですが、冬が寒〜いはちのわの蜂場には、カーニオランのほうが適しているのでは…?と、導入してみることにしました。
黄色いミツバチのほうがかわいいけど…と思っていましたが、そんなことを言っている場合ではないのです。
実は、越冬した空組、星組、新花組、原組は、越冬はできたものの勢いが伸びず、採蜜群としては活躍できず、今はのんびり隠居生活を送っているのです!
もう春もだいぶ進んでからやる気が爆発したりして…「遅いっ」とつっこんでしまいました。
冬寒く春が遅い場所のせいなのか、建勢技術(春本番に向けて群の勢いが増すようにしむける技術)不足のせいなのか…
多いに後者の可能性も高いのですが、気候のせいだとすると、今後かなりの障壁となります。
そこで、カーニオランに希望を託してみようということになりました。
ただ今回来た群はイタリアンの働き蜂にカーニオラン系(イタリアンの雄とも交尾している)女王蜂を預けた群ということで、まだ働き蜂は黄色い子が多いのですが、黒い子も産まれてきています。日本ミツバチと間違えそうです。
この群は「カニ組」と名付けました。
もう名付け方が宝塚風どころか、違う生物になっていますが…
カニ組、期待しています。
春のはちみつはおかげさまで全て行き先が決まりました。
まとめ買いしてくださる方も多く、あっという間に直販できる分がなくなってしまいました。
お買い求めいただけなかった方、本当に申し訳ございません。
今年はできたら春・初夏・夏のセットを作りたいと考えてはいるのですが、作れるかどうか…
また、今年も7/30(土)31(日)に開催される「はちみつフェスタ」に仲間と出品する他、少量ですが小売り関連のお話もいただいておりますので、詳細決まりしだいお知らせいたします。
また、初夏のはちみつは来月頭頃に採れる見通しです。
あかしあメインの、春とはまた違った美味しさのはちみつになることでしょう。
あかしあの花も終焉を迎えた週末。
1週間ぶりに小鳥の巣をのぞくと…すでに巣立った後でした!
心にぽっかり穴が…。元気でね…と祈るばかりです。
その後一羽のキセキレイが巣の近くにやってきて留まり、さえずりました。
きっとあいさつにきてくれたんだ…と思い込むことにしました。
カニ組とご隠居
on 2016年6月21日
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