スズメバチの来訪が多くなってきました。
今のところ、キイロズスメバチという種類のスズメバチが来ています。
(お盆頃から現れるオオスズメバチが一番の脅威です)
キイロスズメバチは、巣門の前でホバリングしながら狙いをつけて、ミツバチを1匹ずつさらっていきます。
降り立って巣の中に侵入することもあります。
キイロスズメバチによって全滅するようなことはないとはいえ、歓迎はできません。
西洋ミツバチは日本ミツバチと違い、スズメバチに対して集団で反撃することは基本的にはないと聞いていました。
それはもともと西洋ミツバチの故郷では、スズメバチに襲われるということが無かったためです。
日本ミツバチの必殺技は、スズメバチを集団で蜂球となって囲み、熱を発し蒸し殺しにするというものです。
それに対して西洋ミツバチには、集団でスズメバチをしめつけて窒息死させる「窒息スクラム」という秘技があることが数年前に分かったようですが、珍しいことだと思っていました。
はちのわに来た3群のミツバチのうち、最初から一番勢いがなかった雪組。
女王様が既にお年だったのか、おしとやかなのか…、卵も多くは産まないし、はちみつもあまり集めません。
来年のことを考え女王の交代をしてもらおうと、女王をある程度の働き蜂とともに別の巣箱に移しました。
小さな群になった元雪組。スズメバチにとっては狙いやすい弱小群です。
大丈夫かな…と思っていたら、なんと!巣門前に降りたキイロスズメバチを、雪組の働き蜂たちがわっととりかこみ、やっつけているところに遭遇。
10分ほどで、キイロスズメバチは絶命。
これが「窒息スクラム」なのかは分かりませんが、雪組、なかなかやるなぁ!と感心しました。
星組も、巣に侵入したキイロスズメバチをやっつけていました。
はちのわのミツバチたちはなかなかガッツがあるのかもしれません!
1週間後、元雪の女王は一応は卵を産んでいるものの、勢いは弱まる傾向。
でも、巣門前には常に4匹前後の門番娘が並んで警戒し、キイロスズメバチが近づくと前足を挙げて闘志を見せていました。
けなげすぎて泣けそうです。
スズメバチの侵入をふせぐ手だてを講じました。
雪の女王…、がんばってほしいものですが…
門番4人娘
on 2015年8月5日
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