はちのわ日誌

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雨雨雨の7月

今年の長雨にはほとほと参ります。
各地でまたも災害が起きてしまいました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
当地でも連日のように大雨警報やら土砂災害警報やらが出て気が気ではありませんでした。

初夏のはちみつは、7月の上旬に雨の隙をついて採蜜したのですが、ミツバチたちは連日の雨で思うように外に蜜を集めに出かけられない状況だったので、いつもよりもはちみつを多く残すようにしました。
ですので、人間用に分けてもらった分はだいぶ少ないものとなりました。

今年は本当に貴重な初夏のはちみつ

その後も雨は降り続き、ミツバチたちは残しておいたはちみつも消費する一方。
また、雨で思うように巣箱を開けられず、久々に内検した強勢群に王台がたくさん作られていてびっくりということがあり…
初めて、セイヨウミツバチを分蜂させてしまいました。
分蜂群はやはり高い枝に留まってしまい、空き巣箱を置いて待ちましたが、戻ってきてくれませんでした。
セイヨウミツバチは日本の自然の中では自力で生き残ることは難しいので、行く末が案じられます。
王台からは新しい女王が生まれました。
来年、活躍してくれるといいなと思います。

初夏のはちみつは、残念ながら大瓶(300g・500g)はご用意できそうにありません。
求めてくださる方に十分にお応えできないことが本当に残念ですし心苦しいです。
夏のはちみつ作りはこれからが本番ですが、どうなることやらわかりません。

自然のことだから思うようにはならない…と分かっているとはいえ、昨年「来年こそは!」とがんばってきただけに、次に初夏のはちみつが採れる機会はまた1年先なのか…と思った時の、徒労感の凄まじさたるや、です。
昨年の不作に今年の長雨。ミツバチが好きでなかったら、養蜂を投げ出しているかもなぁと思いました。

とはいえ、こんな中でも学ぶことは多く、何事も経験、今後に生かすように、ということなのでしょう。

7月はほとんど雨で悶々としているうちに終わってしまいました。
8月に入ると同時に梅雨も明けた?ようです。
これほどまでに雨に悩まされ、お日様を待ち望んだのは、初めてかもしれません。

オンラインショップのほうの対応が遅れていて申し訳ございません。いましばらくお待ちください。

笹離宮さんにも、森のしずく(50g・100g)を置いていただけることになりました。

雨の笹離宮
久々の晴れ間にニホンとセイヨウのツーショット

ついに春が

標高1,000mを超えるこの地についに、春が来ました。
昨年まで、通いで作業していたためにほぼ1週間間隔でしか変化を見ることができず、来るたびに景色が変わっていることに驚いていましたが、こちらに移住して毎日見ていると、刻々変化する自然の様子にさらに感動しています。

春が来るまでは長いことじらされるのですが、春来たー!となるとそこからは本当に見る間に緑が萌え出し、花が咲き、白茶けていた景色に今どんどん緑色が増えていっています。

緑色で彩り始められた蜂場

近くの温泉施設にある桜を春到来の目安にしていて、ミツバチの勢いが間に合うか…と毎年ドキドキしているのですが、数日前に確認に行くと八分咲きほどに開花していました。
そこには毎年提灯が飾られるのですが、今年はコロナの影響で花見が禁止なのでしょう、提灯もなく人もいませんでした。
そしてミツバチの数の増加はどうやら春に間に合ったようです!よかった…

水仙が自然に生えてきます
花桃も咲いていました

やっと花がたくさん咲いて、ミツバチたちもホッとしているように見え、のびのびと飛び回っています。
これから、おいしい春のはちみつを作って分けてね!とお願いしました。

ミツバチなど生き物が利用できる植物はもっと増やしたいので、蜜源樹の苗木を植えていますが、養蜂を始めた年に植えた苗木も大きくなってきました。
植えた時30cmほどだったソヨゴは1mくらいになりました。
トチノキは身長を超えました。
蜜が出るまでにはまだ何年もかかるでしょうが、これからも植えていきたいです。
今年は養蜂協会から斡旋していただいたキハダ、エゴノキ、ユリノキの苗木を植えました。

大きくなってきたソヨゴ
小さな苗木。花が咲くまで何年かかるかな…

数年来、ミツバチの巣箱について、ミツバチがより快適に過ごせるよう、また自分もオペレーションをしやすいよう手作りで試行錯誤、悪戦苦闘を重ねてきたのですが、やっと仕様がかたまり、木工職人さんに協力をお願いしてオリジナルの巣箱ができました。
まだ細かいところで改良の余地はありそうですが、以前よりだいぶ作業しやすくなりました。
ミツバチたちも、越冬も楽になったようですし、従来の巣箱の時よりも快適に過ごしているように見えます(ミツバチに感想を聞きたいところです)。

はちのわのように、移動養蜂でなく定飼養蜂を小規模にやっている方、特に力持ちでない女性やお年寄りには適しているんじゃないかなと思います。
またここは寒冷地ということもあり従来の日本の既成巣箱より板を厚くしています。

養蜂を始めた時、日本の既製品の巣箱には選択肢がなく、どの業者さんで買っても基本的には同じ大きさ、同じ構造の1タイプのみでした。
特に疑いも持たずそれを使っていたのですが、使っていくうちに、どうも自分には使い勝手がよくないし、大きいし重いし、特にこの寒冷地ではミツバチも暮らしにくそう…等いろいろ思ったのです。
海外はどうなんだろう?と目を向けてみると、逆に日本の巣箱のほうが特殊に見えました。ある意味日本の巣箱は独自の進化をしたのかもしれません。
また、海外には「こういうのがあればいいな…」と思うような様々な養蜂器具があるのに、日本の品揃えは貧弱に感じます。
最近海外のものを取り扱う業者さんも出てきましたが、まだまだ…もっと選択肢が増えたらいいのになと思います。
…長くなるので巣箱の話はまた別の機会にと思います。

はちのわオリジナル巣箱です

自然からの恵み

春分も過ぎ、ミツバチたちの越冬は完了しました。
ただ、まだ八ヶ岳の春は浅く、景色は白茶けています。
しかし葉が日に日に地面から出てきていますし、木の芽も膨らんできました。
春本番まで秒読み…ミツバチたちも子育てをがんばっています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言が出、苦しい生活を強いられている方も多いと思います。
政府には、トンチンカンなことばかりグズグズ言っていないでともかく一刻も早く適切な対策をとってほしいものです。
肩の力を抜いて生活できる日が早くくることを願います。

こちらの地域でも感染者が出たもようで、マスクや消毒など気をつけて過ごしていますが、買い物などに行かない限り、外に出ても人に会うことがほぼないですし、養蜂のあれこれの他、毎日やることがたくさんあり、また、鳥の声を聞いたり、ミツバチの様子をただ見ているだけでも楽しく、心おだやかに過ごすことができています。ありがたいことです。

先日、ふきのとうを、たくさん自生している場所で採らせていただき、すぐに天ぷらにしていただきました!
友人が蕗味噌も作ってくれました。
これからタラの芽も出ますし、数年前に植えたギョウジャニンニクも冬を越えて勝手に顔を出してくれています。
自然は本来、何もしなくたってこんな恵みをもたらしてくれるんだな…と実感しています。

採りたてのふきのとう
じゃじゃーん

ここ八ヶ岳周辺は、縄文文化が非常に栄えた地域だそうです。
土器や土偶、集落跡などが多く出土しています。
縄文時代の人々は、それぞれが自分の得意なことを提供しあいながら、争うことなく生活していたそうです。
食べ物や生活に使うものは自然から与えられたものを必要な分いただく。
そんな平和な時代が、1万年という長い間続いたのです。

新型コロナウィルスが終息したらその後、以前と同じ世界は戻ってこないのかもしれません。
逆に考えると、従来のシステムの中での窮屈な生き方とは違う、もっと楽しく自然な生き方を選ぶチャンスではないのかなとも思っています。
縄文時代の人々のように、自然に対して謙虚に、そしてお互い助け合いながら楽しく生活するような世界を築いていけたらいいのにな…と思います。

先日村から配布されたもの

新天地に向けて

台風15号、19号の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
長野県でも大きな被害が出てしまいましたが、幸いはちのわの蜂場は無事でした。
ご心配いただきメッセージくださった方々ありがとうございました。

いよいよ、来週、蜂場のある原村へ引っ越します。
今は、その準備のラストスパートといったところです。

その合間を縫う形でミツバチたちの冬支度もなんとか整えることができ、ほっとしています。
台風の前には、巣箱を固定するためだけに蜂場へ日帰りで行ったりと慌ただしい日々でした。
この冬は、引越し後は毎日ミツバチたちの近くで様子を見ることができるのだと思うとほっとします。

冬支度を終えた巣箱
がんばって一緒に冬を乗り越えようね

神奈川の自宅にいたニホンミツバチも、先日原村へ連れて行きました。
いきなり寒い場所に連れてこられて、仰天しているのではないかと心配ですが、がんばって冬を乗り切り、新しい環境に適応してくれればと願います。

ニホンミツバチの巣箱

神奈川の家には15年弱住んだわけですが、終の住処のつもりでいた家を、養蜂をするために手放すことになるとは、想像もしていませんでした。
いざ引っ越すとなって準備を始めてから、無自覚のうちにモノをたくさん抱え込んでいたことに気づかされ、我ながらびっくりしています。
新しい住まいは小さいこともあって物理的にモノを減らす必要があり、よい機会と思って断捨離にはげんでいますが、それ以上に、生きるために本当に必要なモノとは…?と日々考えさせられています。

もともとデザインの仕事をしていた(る)ので、座り作業が多く、一度腰を痛めた(ヘルニア)ことをきっかけに、ヨガ教室に通ってきました。
今の家に住む前からかれこれ15年以上、教室の移転などもありながらもほそぼそと、サボりつつ、続けてきました。
教室は生徒が5-6人で、和気あいあいと過ごしました。
そして先生をはじめ、皆さんはちのわのはちみつのファンになってくださり、繰り返し買ってくださいました。
長野へ行かれても、皆でまとめて注文します!と言ってくださって、とても嬉しかったです。

ヨガ教室のみなさんがお別れに贈ってくださったお花

今は引越し準備でヘトヘトですが、あと一息がんばれば、ミツバチたちのそばで暮らす日々が始まるんだと、ワクワクもいっぱいです。

オンラインショップは、来年の春のはちみつが採れるまでお休みとさせていただきます。
新装開店目指して準備していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

熊も秋もそこまで

先日の台風では大きな被害が出、いまだに大変な状況を強いられている方々がたくさんいらっしゃいます。
1日も早い復旧を願っています。
また、明日は我が身、ということを改めて強く感じました。

まだ時々蝉が鳴き、暑い日も多いですが、秋の空気は確実に訪れています。
ただ、蜂場には例年今頃にはもうスズメバチがけっこう来ているのですが、今年はまだ数匹がチラホラと来ているくらいで、あれっ?という様子です。

8月の末から複数回、蜂場の近辺に、熊が出没したそうです。
今までは、数年前に蜂場からもう少し標高の高い場所に現れたということを聞いていましたが、今回は、蜂場より下ったところ、はちみつを置いていただいているパン屋friluftslivさんの目と鼻の先にあるとうもろこし畑にまで来た形跡があるそうです。
幸い蜂場には来ていませんが、はちみつ大好きな熊さんに、いつ気づかれるかと、とってもとってもびびっています…

熊も、仲良くしてくれるのならばいいのですが、やはりなかなか難しいと思われ…電柵を再チェック、念のために熊撃退スプレーを購入。そして、常にラジオを大きめの音で流すようにしました。
そして、完全移住したら、やはり絶対犬に来てもらおう!と強く心に決めたのでした。

移住計画は今の所順調に進んでいます。
5月頃から現在の住まいを売りに出していたのですが、もちろん初めてのことですし、とても気に入っている家ではありますが、猫がけっこう傷をつけていたりするし、売れるか不安だったのですが、あるご夫婦が内見してすぐ即決してくださいました。
猫を飼うかもということで傷も不問に付してくださいました。
ありがたいことです。
しかも、奥様のご実家が養蜂業を営んでいる!とか、旦那様の下の名前が夫と同じだったりと、びっくりでした。
ミツバチが運んでくれたご縁かもしれません。

今年はくじけそうになりながら、そしてヘトヘトになりながらがんばっているかいもあってか、ミツバチたちは、今全体に元気で、ほっとしています。
この勢いでスズメバチもダニも越冬も無事に乗り越えていってほしいと願っています。

蜂場との行ったり来たりも、あと10往復くらいで終わりになる見通しです。
はやく楽になりたい…と思いながら、でもこの苦労もきっとよい思い出になることだろうし、残りの日々を味わおうと思っています。

8月中旬の様子。オオハンゴンソウとミツバチ

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