はちのわ日誌

5月2020

気が休まらない春

よい季節になりました。
山桜が咲き終わるのと交代するようにウワミズザクラが咲き、それも終わりミヤマザクラ、フジ、と春の花のリレーが続いています。
毎日何かしらの作業に追われてバタバタと過ぎていくうちに、アカシア(ニセアカシア)開花もせまってきて、初夏も目前となりました。

山桜(5月11日)

5月中旬には、ニホンミツバチがたて続けに3回も分蜂をして大慌てでした。
無事に冬を越してくれてよかったー元気だねー…とほっとしていたところで、まだ分蜂するほどでもないかなと油断していました。
1回目は、高さ30mほどもありそうなカラマツの高い枝に蜂球になってしまい、手も足も出ませんでした。
慌てて巣箱を用意しましたが、後のまつり。
どこかいい家を見つけたようで去って行ってしまいました。
2回目は、微妙に届かない高さの山桜の枝に。これもどこかへ行ってしまいました。
3回目に、設置した巣箱に奇跡的に集まってくれ、無事定着してくれました。

この高さでは手も足も出ません
3回目の分蜂群は巣箱に集まってくれました

以前は住宅地で、分蜂するたびにご近所の目にビクビクしていましたが、こちらではその心配は皆無であるかわりに、自然にまかせていると分蜂群を回収できる可能性はかなり低いことがわかりました。

ただ、こちらではニホンミツバチ愛好家は多いので、どこかのお宅の巣箱に入ってくれていたら喜ばれるだろうなと思います。
健康で元気なニホンミツバチですのでよろしくお願いしたいです。

ニホンミツバチ愛好家には、セイヨウミツバチは憎まれがちです。
そもそも外来種だから、とか、セイヨウミツバチがニホンミツバチを攻撃(盗蜂)する、病気の心配、などが理由と思います。
しかし私は、弱群のセイヨウミツバチがニホンミツバチによる盗蜂で滅んだという経験もしましたし、セイヨウだけが悪者にされるのは少々悲しいです。

今のところ、はちのわのセイヨウとニホンは、お互い干渉することなく、それぞれ暮らしています。
このまま、うまくやってくれるといいなと思っています。

左がニホンミツバチ、右がセイヨウミツバチ

越冬明けから、今年のはちのわのミツバチは皆元気だなぁ、はちみつも期待できそう!と思っていたのですが…ここのところ、生き物は思うようにはいかない、ということを改めて実感していて、実のところ、目下メンタルがダウン気味です。

それでも、これは与えられた課題なんだと思い、今後につなげようと思います。
3歩進んで2歩下がる…という感じですが、確実に少しずつ進歩はしていると思いますので、めげずに養蜂の道を歩いていきたいと思います。
幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね♪と頭の中でまわっている今日この頃です(昭和!)。

とはいえ、元気な群ががんばって春のはちみつ作りにラストスパートをかけてくれていますので、無事に分けてもらえるよう祈るような気持ちで過ごしています。

ところで、こちらに引っ越し、軽自動車の管轄が変わるので変更するようにという通知が1月に来ていたのですが、モタモタしているうちにコロナ騒ぎで行きづらくなってしまい、そうこうしているうちに県外ナンバー叩きとやらが発生したとかでモヤモヤしていました。
実際のところ何か嫌な思いをしたことはありませんが、こんなことで神経を使いたくなかったので、やっとつい先日ナンバー変更に行ってきました。

どうせなら「38-38」とか「39-38(サンキューミツバチ)」とか「11-38(イイミツバチ)」とかがいいな!と、さんざん考えて出かけたのですが、希望ナンバーは予約制だったとはつゆ知らず。
結局、全くミツバチに関係のない、ゴロ合わせもしづらいナンバーになりました…。

緑が濃くなりました

ついに春が

標高1,000mを超えるこの地についに、春が来ました。
昨年まで、通いで作業していたためにほぼ1週間間隔でしか変化を見ることができず、来るたびに景色が変わっていることに驚いていましたが、こちらに移住して毎日見ていると、刻々変化する自然の様子にさらに感動しています。

春が来るまでは長いことじらされるのですが、春来たー!となるとそこからは本当に見る間に緑が萌え出し、花が咲き、白茶けていた景色に今どんどん緑色が増えていっています。

緑色で彩り始められた蜂場

近くの温泉施設にある桜を春到来の目安にしていて、ミツバチの勢いが間に合うか…と毎年ドキドキしているのですが、数日前に確認に行くと八分咲きほどに開花していました。
そこには毎年提灯が飾られるのですが、今年はコロナの影響で花見が禁止なのでしょう、提灯もなく人もいませんでした。
そしてミツバチの数の増加はどうやら春に間に合ったようです!よかった…

水仙が自然に生えてきます
花桃も咲いていました

やっと花がたくさん咲いて、ミツバチたちもホッとしているように見え、のびのびと飛び回っています。
これから、おいしい春のはちみつを作って分けてね!とお願いしました。

ミツバチなど生き物が利用できる植物はもっと増やしたいので、蜜源樹の苗木を植えていますが、養蜂を始めた年に植えた苗木も大きくなってきました。
植えた時30cmほどだったソヨゴは1mくらいになりました。
トチノキは身長を超えました。
蜜が出るまでにはまだ何年もかかるでしょうが、これからも植えていきたいです。
今年は養蜂協会から斡旋していただいたキハダ、エゴノキ、ユリノキの苗木を植えました。

大きくなってきたソヨゴ
小さな苗木。花が咲くまで何年かかるかな…

数年来、ミツバチの巣箱について、ミツバチがより快適に過ごせるよう、また自分もオペレーションをしやすいよう手作りで試行錯誤、悪戦苦闘を重ねてきたのですが、やっと仕様がかたまり、木工職人さんに協力をお願いしてオリジナルの巣箱ができました。
まだ細かいところで改良の余地はありそうですが、以前よりだいぶ作業しやすくなりました。
ミツバチたちも、越冬も楽になったようですし、従来の巣箱の時よりも快適に過ごしているように見えます(ミツバチに感想を聞きたいところです)。

はちのわのように、移動養蜂でなく定飼養蜂を小規模にやっている方、特に力持ちでない女性やお年寄りには適しているんじゃないかなと思います。
またここは寒冷地ということもあり従来の日本の既成巣箱より板を厚くしています。

養蜂を始めた時、日本の既製品の巣箱には選択肢がなく、どの業者さんで買っても基本的には同じ大きさ、同じ構造の1タイプのみでした。
特に疑いも持たずそれを使っていたのですが、使っていくうちに、どうも自分には使い勝手がよくないし、大きいし重いし、特にこの寒冷地ではミツバチも暮らしにくそう…等いろいろ思ったのです。
海外はどうなんだろう?と目を向けてみると、逆に日本の巣箱のほうが特殊に見えました。ある意味日本の巣箱は独自の進化をしたのかもしれません。
また、海外には「こういうのがあればいいな…」と思うような様々な養蜂器具があるのに、日本の品揃えは貧弱に感じます。
最近海外のものを取り扱う業者さんも出てきましたが、まだまだ…もっと選択肢が増えたらいいのになと思います。
…長くなるので巣箱の話はまた別の機会にと思います。

はちのわオリジナル巣箱です

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