はちのわ日誌

秋はゆううつ

9月に入って、関西に強大な台風、つづいて北海道に大地震と、こんなことが起こるのか…と驚愕の思いです。
被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。

ここまで災害が頻発すると、もはやどこでも、何が起こっても、おかしくないように思います。

今回の台風は、蜂場近辺でもかなり荒れたとのことで、巣箱がひっくり返ったり倒木の下敷きになったりしてはいないかと、例年にも増して心配でしたが、台風通過の翌日に現地の知人にお願いして見てもらったところ、無事ということで胸をなでおろしました。

後日行って確認すると、巣箱のすぐ近くに折れた木が落ちていたり、倒木も何本かあったりしたのですが、不思議と巣箱は全く無傷でした。

まだ暑さを感じることもありますが、空気はすっかり秋です。
蜂場では一部紅葉もはじまっています。
今年の、保健所によるフソ病検査も問題なく通過し、冬に向けて行うべきことを粛々と進めています。

養蜂を何年かやってきて、精神的には秋が一番滅入る季節かもしれないな…と今思っています。

春から夏にかけワァッと増え賑やかだったミツバチたちも、秋が深まるとあまり増えなくなり、冬に向かって減っていきます。
ブンブンうるさかった雄蜂も、働き蜂に追い出されて姿を消していき、さみしさを感じます。

また、冬を越すことが難しそうな弱い群があれば、他の群に合同する必要も出てきます。
つまり、一方の女王蜂を自分の手で殺さなければならないということです。

そしてダニ対策に細心の注意をはらい、スズメバチの攻撃にも対応しなければなりません。
ワナにかかったたくさんのスズメバチを、処分する作業は憂鬱です。
ミツバチを守るためといえ、殺生は楽しくありません。
スズメバチだって自分の家族のために必死なのです。

はちのわの蜂場に訪れるのはほとんどがキイロスズメバチです。
一番恐ろしいオオスズメバチは、ここで養蜂を始めてから、警戒していたわりにあまり来ないのであれっと思っていました。
地元の養蜂家の方によると、標高が高いかららしいのですが、近年気候が変わってきたから来るかもね、と言われた矢先、本当に今年はいつもより多く来ています…

蜂場を離れている時間が長いので、少しでも被害の芽をつみとるために、しばらく使っていなかったねずみとりシートの復活です。
生け捕りにしたオオスズメバチを1匹くっつけておくと、後は自分からくっついてくれます。

ごめんね

それにしても、オオスズメバチを平気で(一応緊張はしていますが)つかまえピンセットでねずみとりシートにくっつける自分の姿…過去の自分が見たらびっくりするかもしれないな、などとふと思ったりします。

秋分の日の夜、小屋で一人過ごしていると、外に何かいるような、物音がするような気がして「クマ!?(そろそろクマも腹ごしらえに出てくる季節…?)」と緊張が走りました。
そーっと窓から見たところ、気のせいのようでした。
おかげで森の暗闇に浮かぶ神秘的な月を見ることができました(うまく撮れませんでしたが…)。


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